|
NHK2005年1月24日放映内容 今物価が安くて過ごしやすいタイやマレーシアなどに長期滞在する中高年の人々が増えています。定年後の一時をアジアの国で優雅に過ごしたい。 「今日の今時一番」のテーマーです。 海外でお金を節約しながら充実した時を過ごすヒントを紹介します。 会場にはファイナンシャルプランナー藤沢久美さんをお招きしています。 |
今海外でスティしたい人の話を聞きますと、取分けアジアで過ごす人の関心が高まっていますね。 海外で長期滞在する人を支援するロングスティ財団と言うのがあります。そちらの調査を見ますと、 |
財団では海外旅行と区別して、2週間以上海外に滞在することをロングスティと呼んでいます。 |
全国でセミナーを開くなどしていますがその様子を見てください。 セミナーでは「ビザの取得方法」や「予算の見積もり方」を現地で過ごしたことのある講師が説明をします。 2年ほど前からアジアの国の説明を希望する人が急増しました。セミナーに参加する人も10年前は250人、一昨年は1万2千人、昨年は2万人に増えました。 「冬はタイのチェンマイが過ごしやすそう。物価も安そうだし。」 「年金を有効に活かすには海外の方が有効に活かせる。」 人気の背景には、今50代後半の団塊の世代が間もなく退職のピークを迎えることがある。と分析されている。「この年金で、どう海外で過ごせるか、この世代の意識が一番強い。」 「一ヶ月でも海外で過ごしてみよう、という欲求はこの世代が一番強い。」 「今56〜58歳の方が今平成17年で平成19年になると一気に定年を迎えられる。団塊の世代では年金が減少する、だから物価の安いアジアで生活出来たらな−と言う考えがある。 アジアは比較的近く、食事も美味しいということがある。 アジアの国で長期滞在するとどれ位のお金でどんな生活ができるのでしようか。実際に海外に滞在されたご夫婦にお話を伺って見ます。 |
兵庫県加古川市に住む高橋さんご夫妻です。 商社に勤めておられた琢也さんは2年前定年を迎えました。 |
会社員時代から海外旅行が趣味でした。退職後はより長く海外で住んでみたいと、タイ・マレーシア・バリ島に1ヶ月づつ滞在しました。 |
「寒い時は暖かい所、暑いときは涼しい所。そこにいれば体も動かせて体にも精神的にもいい。」「一つの所でゆっくりと周りの人と楽しみたいから。」「ロングスティが良いと思うようになりました。」 日本と海外とそれぞれ支出の内訳をお伺いしました。 |
高橋さんの年金は22万円。去年滞在したバリ島滞在費は航空運賃も含めて一ヶ月20万円。日本での食費は外食も含めて月9万円。一方バリ島ではレストランやホテルでの食費が月々3万円です。日本の1/3で済みます。 バリ島では特にお金をかけずにのんびり過ごます。たまにタクシーを借り切って島を廻っても3000円。余暇に使うお金は月に2万円あれば十分。 長期滞在で宿泊費を押さえ、安い航空券を抑えることによって月々の年金の範囲20万円に抑えることが出来ると言います。 高橋さんはバリの銀行に口座を開きました。現地の通貨を持つことによって経済や現地の動向が身近になったと考えています。預金残高は11万ルピア(日本円で約13万円)です。つき5%の利子も一寸した楽しみ。 インドネシア語を習い始めた高橋さん「毎日が凄く忙しいのです。暇だと思うことがありません。」「一寸暇があれば勉強しようとか、次の滞在計画を立てる大きな楽しみがあります。大きな一つの目標があります。」 |
家計のおさらい。 現地の費用が20万円+日本での諸経費(税金や光熱費)5万円=25万円で年金22万円をオーバーしますが、退職金の貯蓄だとか、滞在費が3ヶ月になると宿泊費も下がりますし、3ヶ月滞在すれば月当たりの航空運賃も1/3に下がることになります。 |
自分たちの貰う年金に合わせてどの地区を選ぶかと言うことが大切です。もしこれがフランスだとすれば大変ですよね。 |
長期滞在の準備の心得:@下見すること。A医療への備え、先端医療を受けられる病院を探しておく(英文診断書の作成・言葉の心配から救われる)B保険の確認(補償内容) |
老後を如何に過ごすか、一つの選択ではある。 「夫婦と一緒いうのも良い」「夫婦仲間と一緒いうのも良い」「お友達仲間というのも良い」 海外旅行ではない、長期スティ、色んな経験が出来そうですね。 今日は定年後アジアで充実した時間を過ごすヒントをお伝えしました。 以上 |