OBS ラジオ大阪
2006年8月20日(日) 8:00〜8:40 放送

LSC関西副代表:天野嘉太郎
「4年半 滞在した スペイン・ロングステイについて」

天野嘉太郎さん   ・  浜田晶子 ・ かんべむさし
「質問」 ロングステイとはどれ位の滞在期間を言うのか?
別に規定はないが、2週間以上の滞在ではないか。
「質問」 いつ頃、どんなきっかけで、何年位 ロングステイをしたか?
1995年6月ロングステイ財団主催の体験ツアーに参加 スペイン南部コスタ・デル・ソル のマルベージャで2週間滞在。
その経 験から決める。
期間は2000年4月〜2004年6月 と 2006年3月〜5月(バルセロナ) の 約 4年と半年。  
「質問」 どうしてスペインを選んだのか?
カナダ・オーストラリアも検討したが、西洋文化の歴史、温暖な気候、治安の良さ、人種差別が少ない、ヨーロッパ各都市への利便性 などで
選ぶ。 
「質問」 どんな準備をしたか?
長期滞在用のビザ申請手続き、英語とスペイン語の短期特訓、生活用品の搬出、留守宅の整理 など
「質問」 スペインでの生活は?
(場所と住まい?)最初はべナルマデナで日本人所有の一軒家(土地300坪、家60坪、プール付き)を借り、2軒目はこれも日本人所有のマルベージャのコンドミニアム(60所帯位でコミニュティが形成され、共有のプールとテニスコート付き)を借りた。

(食事は?)
 基本的には家内の料理した和食が中心。和食に合う食材も充分入手出来る。時にはスペイン人から教わったスペイン料理にも家内が挑戦。
 

(生活費は?)
 あくまでも日本で支給される年金の範囲以内で生活出来ることを目標とした。通常の生活では充分出来るが、スペイン国内やヨーロッパ各地への旅行や車の購入などでは特別経費が必要。
 

(来客が多かったとか?)
 累計で50組の来客があり、その内リピーターも多かった。最高4回目の来客もあった。その方々を観光地に案内したり、 一緒に旅行することも多かった。特にグラナダのアルハンブラ宮殿には22回も行った。しかし、朝昼晩、春夏秋冬、何時行っても感動がある。  さすが、一級の観光地である。
 

(地元の人たちとの交流は?) 
家の掃除に来てくれていたアンダルシア夫人家族と交流ができた。彼女は面倒見が良く、交際範囲も広い。
 夫人の妹のご主人が亡くなられたときも葬式に参列したり、長女の結婚式にも招待されたり、また、次女にはスペイン語の家庭教師になって頂いたりして、彼らとは帰国した今も親しくお付き合いをしている。 
(引き上げのきっかけは?) 一応5年を目標として楽しんでいたが、義母の高齢が進み、そろそろ介護が必要となったことや、初孫が出来、彼と出来るだけ一緒に生活をしたかったため、しぶしぶ引き上げを決意した。
ロングステイを開始する時の荷物はダンボール箱で船便やサル便、航空便などで搬送したが、帰国する時は荷物も増え、船のコンテナ便を利用した。 
「質問」 ロングステイの魅力は?
通り過ぎる旅行と違って、一箇所に滞在して地元の人の目線で異文化を楽しめる。また、他国にいて日本の良さがよくわかる。
「質問」 漠然と考えている人たちへのアドバイスは?
  
    
 先ず、目的地に行って少しでも滞在してみること。そこが、何となく気に入ればこの次はもう少し長く滞在してみること。あまり肩肘を張って構えると疲れるだけ。いやと思えば、直ぐ帰国できるスタンスを取っておく。
言葉などは二の次。自分達が楽しく接すれば、相手も胸襟を開いてくれる。

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