私たちの考えるロングステイ04.9.3

                 高橋 琢也 恭子

私たちは互いの退職前から、退職後のロングステイ先をLSCの情報を中心にして、関係の本や、短期の下見を兼ねた体験旅行で研究をしてきた。

ロングステイの目的
1、色々な国のことが知りたい。色々な国の人々と交流したい。
2、年をとってくると、日本の夏の暑さ、冬の寒さがこたえるので避暑、避寒したい。

ロングステイの条件
1、年金の範囲で生活できるところ(生活費があまりかからないところ)
2、家族等に何かあったときすぐに帰れるところ(子や孫へのしがらみが断ち切れない)
3、気候が良く、風景のよいところ
4、治安がよく、人間が穏やかで優しいところ
5、歴史、文化の奥深いところ 
6、医療面で心配のないところ


 下見を兼ねて体験してみた国、場所

アメリカ 
サンジェゴ 
(ある本の末兼さんの記事を読んで)・・・パナマクルーズの帰
りに末兼さんに案内してもらった。とても美しい街、気候も良さそう、しかし私たちには生活費が高すぎる。

フィリピン 
マニラ(ロングステーヤー小松原憲子さんを訪ねて)小松崎さんは小学校教師を退職後、マニラ市郊外に住居を構え、現地の人々の雇用を促進するという立場から運転手2人、メイドさん3人を雇い、また、我々のように情報を求める人々の世話もして生き生き積極的な生活をしておられる。本人の弁「毎日お姫様しています」。 長所はどこに行っても英語が通じる。問題点はどこでも、拳銃を持った警備員?にカバンの中身を調べられるなど、治安面で心配。

セブ島(中西輝男さんにいろいろ話しをお聞きして訪ねた)ダイビングを体験。ダイバーにはすばらしいところ。


モルジブ 一島一ホテル 宿泊はインド洋アリ環礁の「ヒルトンリゾート オン ランガリア アイランド」で首都マーレから水上飛行機で35分 ビィラのすぐ前の海は美しいさんご礁、いっぱいの色とりどりの魚毎日見ていても飽きることがない。この海を見てしまうと、他の海が物足りなくなってしまう。近くの島のヴィラには多くのドイツ人等ヨーロッパ人がロングステイしている。我々には経済的にロングステイは無理


首都マレーから水上飛行機でアリ環礁のホテルへ

パラオ 191445の31年間日本統治。日本語がパラオ語になっている例もたくさんある。例ダイトウリョー・・・大統領、ベントー・・・弁当 センキョ・・・選挙
宿泊は「パラオ パシフィック リゾート」でパラオ随一の本格リゾートホテルといわれているが・・・・。  オプショナルツアーを利用して、ロックアイランド(大小200余りの緑の岩山の島々)周辺にシュノーケル、またダイビングスポットも多数あり。他にミルキーウエイジェリー・フィッシュ・レイク(汽水湖の水面下でゆらゆら漂う無数の透明なクラゲ、とても神秘的)、カヤック・ツアー(島の中の水路を通って汽水湖で二人乗りカヤック)等のツアーを楽しむ。
プーケット島(タイ) 夏季に行ったので雨期にあたり、風も強く一度も海に入れなかった。海を楽しむためには、近隣の島へ行かねばならない。かにやロブスターなどのシーフードが魅力。11月〜5月がベストシーズン

ランカウイ島(マレーシア) 無税の島で物価はやすい。日本の夏の時期、気候も比較的涼しく、クーラーなしですごせた。1ヶ月4万円で暮らせるからおいでと現地の人に誘われる。

ミャンマー 避暑地 ピンウールィン 1100mの高原にある静かな町、イギリス統治時代にイギリス人が開拓。真夏も涼しい。3泊体験。
これから下見体験しようとしている国
  USAのハワイ島: ベトナムの避暑地ダラット: カナダ: オーストラリア: ニュージーランド
下見体験の結果、現在決定している場所
 冬季   タイ チェンマイ
      マレーシア  キャメロンハイランド
 夏季   インドネシア バリ島
その理由
【 チェンマイ】

@       敬虔な仏教国で、「微笑みの国」と呼ばれている。人々は非常におだやか。治安も良い
A       奥深い歴史がある
B       日本の冬の時期、ここはほどよくあたたか。 日本の冬ここでは花がいっ   ぱい
C       ここを足がかりにタイ北部、西部、中部、に足をのばすことができ、又、  ミャンマー、ラオス、カンボジア、中国などの隣国へ気軽に旅行できる
D       タイシルク、綿織物 各種工芸品民芸品がいっぱい(タイ人は手先がとて  も器用で魅力的な工芸品がいっぱい)
E      物価がとても安い 例 スターホテル一泊朝食付き2100円/2
F      医療面が充実 日本人通訳常駐の病院が数箇所ある。 ハイレベルの診療。

【キャメロンハイランド】

@     熱帯であるが1500Mの高原地帯で熱帯雨林に囲まれ年中を通して15℃〜24℃と温暖な気候で安定している。したがって一年中、日本の四季の花々が同時に町中いたるところで咲き乱れている。

A     空気がきれい。トレイルが多くあり、よく歩ける環境なので健康に非常に良い。(ゴルフは道具を持参すれば2000円前後で出来る)  

B     物価が安い 例クールポイントホテル一泊朝食付きツイン1500円(2人で)一ヶ月なら3万5千円〜。 クアラルンプール〜キャメロンハイランド200KMのバス代約400円など。

C     医療面 近くに公立診療所と私立診療所がある。いざという時救急車で大病院に運ぶ体制ができている。医療費は国の補助制度でまかなわれており旅行者も30円払うのみ(公立診療所の場合)。

【バリ島】

@ 赤道より南に位置しているので、日本の夏の時期ここは最も気候が良い。

A       海や田園風景などがとてもきれい。見応えのある寺院、自然もいっぱい

B       ヒンズーの神々の国 お寺の祭り、結婚式、葬式その他諸々のお祭りがここそこで行われ 他国の観光客をもこの行事に受け入れる懐の深さがある。

C       バリ舞踊 バリ音楽 絵画 彫刻 料理 織物

(イカット)染色(バテイック)その他工芸品の特産物がいっぱい。買物だけでなく、観賞したり、これらのすべてを自分でトライすることも出来、楽しめるものがたくさんある。

D       マリンスポーツも充実。ダイビング、シュノーケリングなど適したスポットが近くにたくさんある。  

E       人々はみんな明るく親切でいろいろな場所で現地の人々と話がはずみ楽しい交流ができる。

F       物価が安い 例ホテル一軒独立型のバンガロウ 一ヶ月ツイン朝食付き6万円

これより安くてきれいな宿泊施設がたくさんある。(過剰気味といわれている)

  G 医療面 SOSクリニック等 充実

これらの地域で感じたこと

@       ことばができたらいいなあ    

バリで友達になった長澤さんと言う女性がインドネシア語を独学で勉強して自由にバリ人とおしゃべりしていた。現地の人々の彼女に対する態度は、我々に対するものとは全く違う。安心しきった親しい態度をみせ、情報をいっぱい教えている。値段をふっかけない。我々も一発奮起して夫婦で近くに在住のインドネシア人についてインドネシア語の勉強を始めた。インドネシア語とマレーシア語はほとんど同じなのでキャメロンハイランドでも使える。

( 辞書は現地で買うととても安いが内容は・・・・)

A ロングステイをしている時の買物の仕方で分かったこと

ゆっくり滞在できる時は、欲しいと思っても決して一度では買わない。あちこち良く見て歩いて納得できるものを納得できる値段で買うこと。言い値の半額で買うなんてとんでもない、日本人と見ると10倍以上ふっかけられていることあり(それでも日本人からすると安いのだが)「いくらだったら買う?」と聞いてくるが、決してこちらから値段を提示してはいけない。提示した責任上買わねばならなくなる。あちこち値段を聞いて歩いて、相場を研究してから値段交渉をする。スーパーとかデパートでは現地の人向けに適性価格で売っているので、まずそこへ行って、だいたいの値段を知ってから街での買物を楽しむとよい。

B     現地で発行されている日本語の情報誌を手に入れよう。

これらの地域では日本人会が結成されている。そこにいけばいろいろな情報が得られる。

   また、日本語の情報誌(地図付き)が多く発行されていて非常に参考になる。例チェンマイの情報誌「ゔぃあんちぇんまい」バ   リの情報誌「あぴ」など、他多数あり

C     海外旅行保険には加入しておこう。

キャッシュレスで充実した医療が安心して受けられる。(カードに付帯する保険ではいろいろ制限や条件などがある。)

D     バリ島の現地の銀行に預金をした(毎年来る予定で)。理由はこの時点での為替のレートが有利、また普通預金の金利が年利5%と有利だったので。 国際キャッシュカードにて現地で日本国内の預金を下ろし、現地の銀行に口座を開設し預金した。国際キャッシュカードの現地デスクに問合せ、一回に多額の金額が下ろせる提携銀行のATMを教えてもらう。例、普通一回につき40万ルピアだが、一部で250万ルピア引き出せるところあり(引き出し手数料の倹約)

E     余談ながら男性諸氏へ

   世の奥様方と話していると、ほぼ7、8割程の方々が「主人と旅行したくない」といいます。「旅行に行っても家の続きで主人の分まで全部しなければならないのでしんどい」というのがその理由です。まことに余計なことでくちはばったいことですが、旅行中はお互い疲れますから、少なくとも自分のことは自分でしましょう。奥様もできるだけ手を出さないようにしましょう。お互いがんばってきたのですからこれから、仲良く旅行を楽しみましょう。(恭より)

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