2009年12月6日(日) 大阪城ホール
歓喜の笑顔 手前左から 岩田優子、井藤友子、正木伸治、廣田昌子、佐藤憲子、益田勝 後ろ左から 村上さん(非会員で天野さんの友人)、嘉幡宏、岩田勝弘、須賀敬三、廣田良夫、 井森晴彦(関東から参加)、本村忠司、天野嘉太郎、井藤正治 **末兼郁二さんの参加されましたが、急ぎで先に帰られ写真には写っておられません。 |
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今年も歌ったぜ♪ 大阪冬の風物詩 歓喜(フロイデ)の第九 今年のテーマも「歌のある星へ」 歌いきった爽快感や充実感は最高! 2年前、井藤正治会員のお誘いで、LSC関西に初めて結成された「一万人の第九を歌う会」の参加者は7名。 鳥肌の立つ感動を共有した仲間が、他の仲間を誘い合って昨年は11名が参加。 そして、今年は東京から井森晴彦会員が仲間に入り15名(初心者4名)で「フロイデ(歓喜)」を歌いきりました。 8月下旬から京阪神と東京の各会場で約500人単位で合唱指導(初心者は12回、経験者は6回)が行われた。 めったにカラオケも行かない私(天野)にとって、テノールの高音は非日常的、最初のうちは声が出ず「堪忍して欲しい」という心境でいた。ましてソプラノさんの高い音は、まるでニワトリを絞め殺したような悲痛な声に聞こえたのは私だけでしょうか? ベートーヴェンさんはこんな過酷な、神に近づく「声(楽器)」を求めていたのでしょうか。 そんな楽しい(時には酷な・・)レッスンも1〜2回欠席すると、本番に出れない。従ってこの期間は暴飲暴食を自重し、仙人か聖人のような生活をしました !?(メタボ解消にもってこい!) こんな人たちが、ある日リハ〜サルの2時間と翌日の公演本番に一万人が集まり、指揮者の佐渡裕さんのタクトで一糸乱れづ歌いきるって信じれますか? それが、出来たのです。だから歌いきった瞬間出演者の誰かが思わず“ブラボー!”と叫び、その瞬間みんなが(少なくとも私は)目頭を熱くし、鳥肌のたつ感動を味わいます。 そして、その日しか遭わなかった前後左右の歌う仲間とそれぞれが握手しあい、感動を共有するのです。 本番前の会場の様子 アリーナ式体育館である大阪城ホールでのクラシックコンサートはもともと不向きだったようです。 それは残響時間に問題があります。スタンドの後ろのほうから見る指揮者は米粒のようにしか見えない。 だからついつい両サイドにある大きなスクリーンに映されている指揮者のタクトを見て歌ってします。 そうすると、間違いなく音が2〜3秒ずれて聞こえてしまいます。加えて巨大空間の中では、オーケストラと合唱団との距離の遠近により、客席にはバラバラに音が届いてしまうこともあります。 そこで毎日放送社の音響技術陣が、電気的音響技術を駆使して(スピーカーから発する音が人の耳に影響に及ぼす際の「ハース効果」を応用したそうである)、巨大空間にあってもクラシック音楽の演奏にふさわしい音環境に極力近づけるべく努力した結果、今日の大合唱が可能になったようです。 佐渡裕さんから “今年はワイルドでいくぞ〜”と指導されました。音を合わすのも大事だが、もっと大切なのは1万人が心を一つにして思いっきり羽ばたく声を出そうと皆が頑張ったお陰で素晴らしい「合唱」になりました。
そして、今年のオーケストラも10本のコントラバスを有するフルバンドで、しっかりとした音輪を出し、最高でした。 合唱団は今回も小学一年生の子供から、93歳のおばあちゃんまで、元気一杯の参加でした。 さて、我々LSC会員の15名も広い会場では何処で歌っているのか、皆目判らない。公演本番が終わって 打ち上げ会場に行く為指定の落ち合い場所で会った時が初めて緊張が解き放される瞬間でした。 さぁ〜飲むぞ! 食べるぞ〜! ◆ マッキーこと 槇原 敬之(まきはら のりゆき)と「世界に一つだけの花(smapの楽曲)」をコラボしました。 毎年 若いミュージシャンを招いて(2007年は中島美嘉、2008年はケミストリー)楽しみます。 今年は槇原敬之でした。指揮者の佐渡裕さんが槇原と、広島と長崎に原子爆弾が投下されて60年の節目となった2005年に、平和を祈って開催された<平和巡礼2005>のイベントで共演した関係で佐渡さんが希望してようです。 槇原敬之は私(天野)が住んでいる大阪・高槻の出身者で我が息子と同学年でした。そんな関係もあって私も少なからず、楽しみを持ってこの日を迎えていました。 また、偶然にも彼が高校時代、音楽の先生として指導していた合唱指導の清原先生と20年ぶりにこの会場で再会し、旧交を温めあっていた。 彼って大変な人気者なのですね。歌だけでなく、マッキーのトークは、佐渡さんや司会の小倉智昭さんらとの息もぴったりで 最高に盛り上がっていました。 第一部が終わったあと、休憩時間になっても鳴り止まない拍手にマッキーが再び舞台に呼び戻されて大喝采を浴びていました。 普通、カーテンコールは第2部が終わったところなのにね・・・ ◆当日の出演者 マッキー以外 総監督:指揮 佐渡 裕 ゲスト :古川 展生(チェロ) 大阪府立淀川工科高等学校吹奏楽部 スーパーキッズ・オーケストラ ソリスト: 田村 麻子 (ソプラノ) 福原 寿美枝 (メゾ・ソプラノ) 吉田 浩之 (テノール) キュウ・ウォン・ハン(バリトン) コンサートマスター: ウェイ・ルー(ベルリン・ドイツ交響楽団) 管弦楽 :1万人の第九オーケストラ( 兵庫芸術文化センター管弦楽団を中心に関西のプロ・アマの混成) 合唱 :1万人の第九合唱団(一万人分の15名が我々です) 司会 :小倉 智昭 松本麻衣子(MBSアナウンサー) ◆当日のテレビ放映は2009年12月23日(祝)16時00時〜16時54分(予定) ネット局 毎日放送(MBS)東京放送(TBS)、北海道放送(HBC)、中部日本放送(CBC)、RKB毎日放送(RKB)、 TBS系列5局ネットで放送 みんな見てね!ひょっとして 顔なじみが映っているかも。 <打ち上げ会場で> フロイデ!! 会場は久しぶりに、以前懇親会でお世話になっていた大阪北新地の「つぼ八」でした。 会員以外の練習仲間も加わって、17名が興奮冷めやまない状態でまたまたもりあげりました。
♪初めての参加者のコメント♪ (東京から参加の井森晴彦会員) LSC関西からお誘い頂き、72歳にして初めての感動。有難うございました。 一万人に1人ですが、ほんとうに素晴らしいコンサートでした。 来年も是非参加したい! (佐藤憲子会員) とても楽しかったです。ドイツ語は難しかったですが、何とかごまかしました。 (益田勝会員) 初めての第九に参加しました。一万人のスケールの大きさにびっくりしました。 初回で声をとぎれとぎれで、口パクだけ、何とかマスターしました。 蝶ネクタイも紺があったのが、黒マジックで塗り潰し、気が弱いので紅茶の中にブランディーを入れて、いい気分になりながらコーラスをしました。 (嘉幡宏会員) 余り興奮して、記憶が途絶えましたが、今となってはじわりじわり思い出が甦る想いです。こんなコンサートも始めてだが、自分が出演したのも初めて。良くやったと、自分を褒めてやりたい。 記録者談:今回は初めて東京から井森さんが参加され、感動を共有しましたが 関東の皆さん、是非来年は我々関西のメンバーと心を一にしながら楽しみませんか。 LSC東西の交流にも一躍担うと思いますが・・ 2009・12・7 記録者 天野嘉太郎 |