LSC東西懇親忘年会に初参加して
 LSC関西  塩 原  聰
 私は今夏 定年退職し、LSC関西の9月例会に初めて出席してから3ヶ月経ったところです。従って 今回の懇親忘年会にも初めて参加させてもらいましたが、大変楽しかったと言うのが実感です。今回参加できなかった会員の皆さんにも 来年はぜひ参加していただきたいと思いました。
 過日 ある講演で「高齢者が輝いて生きることは 若い人達の将来に希望と勇気を与える。"余生"などと勝手に決めこんでいてはいけない。輝いて生きる責任が高齢者にはある」と言う趣旨の話を聞きました。今回の出席者は皆さんが高齢者かどうかは別にして 各々非常にユニークで まさに輝いておられる方々に思えました。

 旅行中の2日間(12/9〜10)は"晴れ男・晴れ女 効果"で12月としては珍しく快晴に恵まれました。遠くに見える白銀の木曽駒ヶ岳、その右手前の近くある初冠雪の恵那山に迎えられ、静かな大井ダム湖畔の宿に到着。私は関西の会員の車に便乗させていただきましたが、集合時刻の15時よりはかなり早く到着したので、北原白秋の歌碑などがある"さざなみ公園"等を散策しました。 宿に戻り旅装を解いて一休みしていると やがて 続々と参加者が到着して、東西の会員同志が1年振りの再会を喜び合う賑やかな姿があちこちでみられました。ひとしきり話で盛り上がった後、温泉へ。温泉は塩分のあるやわらかい感じのする泉質でゆっくりと楽しむことができました。露天風呂からは山の端が 沈む夕日で赤く染まり 一幅の絵のように美しくみえました。

 18時半からはメインイベントの宴会が始まり、会長・お世話役等の挨拶、乾杯と恒例のセレモニーのあと それぞれの会員同志で飲食をしながらの楽しい会話に花が咲きました。ややあって 名司会役のリードに促され カラオケが始まり、入れ替わり立ち代り 中々 打ち切りが出来ないほどに美声が続きました。
 中締めのあと希望者はダンスホールへ。ここでは 今年のアメリカとパナマ運河クルーズに参加された方達が船上で特訓された?成果を如何なく発揮され優雅なステップを踏んでおられました。誘っていただいたので 見物にだけ行った筈の私も楽しいそうなので ついに立ちあがり……(以下省略)。

 部屋に戻ってからも おしゃべりする人、囲碁を始める人、温泉に入り直す人、テレビで イラク派兵の特別番組に見入る人等等 思い思いの時間を楽しんだ後、寝床に入りました。
 2日目早朝 冷え込みが厳しく、薄氷が張っていました。AM6時からオープンした朝風呂の外はまだ暗く 都会では見ることの出来ないきれいな星空をながめることができました。やがて 昨日夕日を見た山の端に朝焼けがして夜が明けていきました。朝食を8時半頃に済ませ 一休みした後 9時半に宿を出発。集合写真撮影ののち 一応解散。

 せっかく来たのだから近くの名所見物をしたいという有志(関東からのバス組+関西自家用車2台組)は「恵那峡大橋(ここからの峡谷の景色は 怪岩や木曽川を遡る遊覧船等を見ることが出来よかった。)」を経由して 閑散期で人のまばらな「中山道・妻籠宿」と「馬籠宿」の2ヶ所を訪ねました。妻籠はゆっくり雰囲気を堪能しながら散策ができました。馬籠では昼食をとるため駐車場で下車して急な長い長い坂道をくだっていきましたが、殆どの食堂が閑散期のため休業状態で 結局一番下までいってから昼食にありつきました。

(一時はどうなることかと…  新そばに感激!!)  しかし その後が大変。車は急な長い長い坂道の一番上の駐車場にある…。ドライバーの人には急勾配のもときた道(登り坂)を徒歩で引き返してもらい 昼下がりの快い(を少しオーバーした?)汗をかいていただきました。馬籠では 残念ながら皆さん食堂探しが中心で何も印象に残っていないのではないでしょうか。その後 バス(関東組)と自家用車(関西組)に各々分乗し 再会を念じながら帰路に着きました。

 全般を通じて 大変快適な楽しい懇親会でした。初めて会った会員同志も すぐに打ち解けて楽しく語り合い、有意義な時間を共に過ごすことができました。これは 各会員が自立し自信をもって人生をエンジョイしていることと、 回りの人達を自分と同じように尊重し 大切に思っていることのあらわれではないかと感じられました。
 博識の人、冗談の多い人、芯からオモロイ人、ツッコミの鋭い人等等 多彩な面々で退屈することがありませんでした。私の知る限り、静ずか過ぎる人もいなかったと思います。
みんな 私の大切な人達です。感謝しています。ありがとうございました。

 最後に お世話役の方々の献身的なご配慮には頭が下がります。心からの感謝を申し上げ 筆を置くことにします。本当にありがとうございました。

 皆さん 来年もお会いしましょう!!!

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(03.12.28)