2004年3月14日 田中孝之 記
参加者:廣田さん・佐々さん・高橋さん夫婦・佐野さん・常田さん夫婦・末兼さん・田中孝之さん・大熊さん夫婦以上11名。 ポンポン山の所在地は京都市の西の端にあり、京都の竹林で有名な洛西(ラクサイ)の地の西のはずれにあり、その昔都であった長岡京の西後背にある山の一である。その標高は678.9mとかなり高い山である。 今回のリーダーは元会員の大熊さん。この山に関してはまったく隅から隅までよくご存知。ご夫婦とも健脚のほどは驚きであるである。 |
ポンポン山頂上で全員 |
全員が電車を降りてから阪急バスに乗車し今日のトレッキングの出発地である善峯寺(西国札所20番寺でヨシミネデラと呼ぶ)に向かい8時40分頃バスターミナルでもあるお寺のパーキングに到着。 ここからが徒歩での山登りで標高678.9mのポンポン山を目指してのトレッキングの開始である。最初からかなりの急坂である。杉林の中 杖を突きながら胸付き八丁の上り坂の行進がはじまる。どうにか1時間ぐらいで尾根に出る。尾根伝いに出るがかなり尾根自身アップダウンが厳しい。年寄りには最初思っていたよりもかなりハードである。 しかし少し歩き始めは寒さを感じるが登攀するにつれて汗をかくので着ているものを1枚づつリュックの中に入れていく始末である。久しぶりにいい汗をかき気持ちがいい。また山の空気のおいしさに感激し思いっきり深呼吸をしながら前の人の後ろについて歩く。 |
私はハイキングのつもりで参加したわけだが、これはまさしくトレッキングの部類に入るのではなかろうか?ここで歩きながらハイキングとトレッキングの違いを話し合うが誰も結論を出すほどの知識がなくとりとめもないことを喋るだけだった。昼ごろポンポン山の頂上に到着。ここから京都市外の眺望を東の方向に楽しみに、西南の方向には淀川の流れの先に大阪の町が望見できた。 |
梅の花の向こうに長岡京が |
もうすぐ咲くよ!! |
尾根から少し下がった傾斜地に其の花たちは楚々として咲いていた。びっしり群生しているのではなく山の斜面に転々と福寿草の株が生え、其の1株の中から3〜5輪くらいの花が咲いていた。 昨年もここを訪れた人によると去年はもっとたくさんの株があり花も多く咲いていたようである。 |
昨年の福寿草 |
そうであるならば今年の少ない花の原因は心ない訪問者が採取していったのであろうか?ちょっと暗い気持ちになってしまった。自然は大切にしたいものである。それからは一山越えて山寺を通過し朝出発した善峯寺に到着した。バスで電車の駅に到着したのは日が落ちる頃となった。 駅の近くで全員が其の名も珍しい“大根ばたけ”と言う天ぷら屋さんで軽く1杯のビールを傾け今日1日の疲れを癒したのである。 今日のハイキングは年寄りの身にとってはかなりハードではあったが、久しぶりに新鮮な山のオゾンを吸って心身ともリフレッシュした感じであった。 最後にこのハイキングを企画立案されお誘いくださった常田ご夫妻と今日の案内役をかってくださった大熊ご夫妻に心からお礼を申し上げます。 以上
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