第2回 脳卒中no卒中 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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日時 : 平成26年9月16日(金)9時半から12時 場所 : 大阪市立総合生涯学習センター 第3研修室 出席 : 19名 参加費 : 1000円 講演者 : 中山孔明先生 講演タイトル : @ 脳卒中no卒中 A 臓器移植に関して 内容 : 脳卒中は我が国第4位の死亡原因の疾患で1981年がんにその位置を明け渡すまでは、第1位でした。 この疾患悪くすれば死亡、助かっても長島監督の様な後遺症が残ったり、寝たきりとなる最大の疾患です 。要介護度5という最も重度の介護を必要とする原因の35%は脳卒中が原因です。 認知症が17%と第2位ですが、認知症の40%は脳血管性認知症と云い脳卒中に続発する疾患ですので、 寝たきりの原因のほぼ50%弱は脳卒中が原因と云っても過言ではありません。 ところで脳卒中は一寸した努力で避ける事が出来る疾患である事も解っています。 この辺りを中心にした内容ですです。 講演内容
以上ですが、他にも色々参考になる話をして下さいましたが、皆さんのご自分の耳で聞くのが最も頭に入ると思います。 次回開催は、12月9日で、テーマは「認知症について」です。 おって幹事の方から案内を致しますので、是非是非ご参加下さい。 以上 レポート 正木伸治 |
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第1回 心筋梗塞で命を落とさないために | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
日時 : 平成26年7月25日(金)9時半から12時 場所 : 大阪市立総合生涯学習センター 第3研修室 出席 : 13名) 参加費 : 1000円(今後この金額で固定) 講演者 : 中山孔明先生 講演タイトル : 心筋梗塞で命を落とさない為に 内容 : 食生活の向上と共に脂肪分の取り過ぎといった問題が生じています。 その結果わが国では狭心症や心筋梗塞と云った虚血性心疾患が増加しています。心疾患は我が国第2位 の死亡原因でもあります。講演では心臓と云う働き者の基礎から薬物療法、インターヴェンションといわれ る冠動脈形成術やバイパス手術についてもお話しされました。 また、こういう事が生死を分けると云った医療の裏側についても明らかにして頂いた。 講演内容メモ 1.心臓病の危険因子 − コレステロール 高血圧 喫煙 肥満 糖尿病 ストレス 2.心臓病を予防する食生活 − カロリーに気を付ける 塩分を控える 就寝3時間前には食事を終える ゆっくり食べる お酒を上手に飲む(就寝3時間前までにし、週1〜2日の休肝日 3.心臓病を防ぐ日常生活 − 入浴の仕方に配慮 : 冬場の脱衣場の温める 熱いお湯は駄目 38度から40度の お湯にゆっくりつかる 4.狭心症 − 動脈硬化などにより血管が細くなり、必要とされる酸素供給量が満たされなくなり狭心痛が起こる 冠動脈が90%くらい細くなると自覚症状が出る。狭心症が出た場合、かなりひどい状態になっている と思った方が良い。 5.狭心症のタイプ − 労作性狭心症(運動時や階段を上るときなど) 安静時狭心症(血管の痙攣などで血流が減った ときなど、安静時でも起こる狭心症。日本人は多いタイプの狭心症。 6.心筋梗塞 − 血栓が出来て血管を完全に塞いだときに、その先の心臓の筋肉が壊死する。壊死してしまった部分 は元には戻らない。 7.心筋梗塞が起こったらすぐに救急車を呼ぶ。 激しい重い胸痛が30分以上続く。体を動かすのがつらい。意識を失った ときなど。(心臓病を持っている人などは、主治医のいる病院などを書いた札を常に持っていることが重要。救急隊員が すぐに搬送先を判断出来る。何も情報がない場合は、救急隊員は、自分の行きやすい病院に搬送してしまう。通常は、 隊員にとって心地によい病院に搬送する。隊員も人の子であり、対応が厳しい(威張る)公立の病院には行かない。 8.高齢者や糖尿病の人は痛みを感じないことがある。手遅れになる可能性が高くなる。 9.ちょっと本題から外れて、循環器内科医は危険な職業か。ガイドワイヤーの進行は、放射線を浴びながらの作業であり 年間ではかなりの放射線を浴びている。手は放射線やけをしている。しかし、元気に仕事を続けている。この辺を 考えれば、原発などの被爆問題も正解に近づけられるかも? 10.血液をさらさらにする薬(ワーファリン)を飲んでいる場合は、納豆を食べてはいけない。(効果が半減)しかし、甘納豆 は問題なし。 11.薬を飲むときは、原則として水で服用する。 12.女性の心筋梗塞死亡率は男性の2倍。女性は一般的に痛みに強いため我慢して命取りになってしまう。 13.まとめ 心臓は働き者 自覚症状が出た時には冠動脈は90%以上詰まっている。 定期的な検査が必要 一刻も早く治療を開始することが生死を分ける。 心筋梗塞の既往症のある方は準備が必要 大事なことは行動(知恵)であり知識ではない。 14.足は第2の心臓 ウオーキングは高齢者向けの運動 15.その他 医者は良い医者を選ぶ。医者に任せきりは良くない。自主性を持ってどんどん説明する。紹介状を書いて貰 った場合は、その紹介先の病院に行くのではなく、全く関係のない病院に行った方がベターかも。(紹介状を書くと言う ことは書いた医者自身が知っている医者に紹介を書くので、ツーツーなっていることもあり、セカンドオピニオンとしての 役割を果たせないかもしれない。) 医者を選ぶ場合は、科目の内容もよく見る。医者の出身大学なども見る。しかし、国立大学を出た医者が優秀とは限ら ない。医者には、研究に特化する医者と現場に特化する医者がおり、実際の治療では、現場特化の医者の方がベター ではないか。相対的に地方大学出身で有名大学の教授となっている人は優秀ではないかと考えられる。(あくまで相対 的な事であり絶対ではないが。)いずにれしろ、医者も人の子。全部が全部優秀ではなく、良い人良くない人もいるし、 金儲け主義で患者のことは二の次という医者もいるかもしれない。いずれにしても、命を預ける医者を選ぶことは、 自分の命を守る上で非常に重要なことであることは間違いない。(この15のことについては、講演内容に基づいた つもりですが、レポーターの主観が入っているかもしれませんのでお含み置き下さい。) 以上ですが、他にも色々参考になる話をして下さいましたが、皆さんのご自分の耳で聞くのが最も頭に入ると思います。 次回開催は、9月16日ですので、おって幹事の方から案内を致しますので、是非是非ご参加下さい。 以上 レポート 正木伸治 |