LSC関西支部企画行事
平成20年7月14日(月)〜15日(火)
夏の天神祭の頃、鱧が旬の季節を迎えます。天神祭には一足早いですが、ロングステイ関西支部のお誘い行事として、その夏の風物詩「鱧」を食べに淡路島に行く企画を実行しました。総勢19名。 1日目は、神戸ポートアイランドにある花鳥園を見学。その後、淡路島に渡り、瀬戸内海と太平洋に抜ける紀伊水道の間の狭い鳴門海峡に潮の干満で発生する鳴門の渦潮を見に行きました。 夜は、美味しい、美味しい旬の鱧をたらふく食しながら楽しい会話に盛り上がり、さらに二次会では、皆さんそれぞれ自慢ののどを披露するカラオケバトルでした。時の経つのを忘れしまいます。 2日目は、鳴門市ドイツ館を見学。ここは、松平健主演の映画「バルトの楽園」の主題となったベートーベンの第九が日本で最初に演奏された場所で、それに関する展示がされていました。 最後の見学地は、線香メーカーの「薫寿堂」さんの工場を訪ね、工場見学とお香作りを楽しみました。 とにかく、盛りだくさんの内容で、参加の皆さんは大いに楽しまれ、大いに交流され、有意義な2日間であったことは、言うまでもありません。 下記、それぞれの場所での様子を、それぞれのレポーターがレポート致します。 企画・幹事 : LSC関西支部企画部 杉本勇、井藤正治 |
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神戸・花鳥園からのレポート | ||
今回のハモを食べようツアーの集合場所兼最初の観光場所、神戸・花鳥園は神戸空港の手前ポートアイランドにあります。メンバー19名のうち16名が花鳥園観賞に参加。 入り口でふくろうやペンギンの歓迎を受け、花いっぱいのロビーとレストランのフロアーで美しい花で目の保養、色鮮やかな大輪のベゴニアに目を奪われながら、珍しい鳥(人の手からえさをもらうオニオオハシ、手乗りのオオサイチョウ等)のいる部屋を経て、フクシアという美しい花のコレクションの部屋、スイレンの部屋等美しく、また珍しい花鳥をを三々五々観賞した後、花のロビーで昼食のお弁当を皆さんでいただく。きれいな重箱に入った美味しいお弁当に皆さん満足し、舌鼓を打ちながらいろいろなお話に花を咲かせ、楽しいひと時を過ごしました。 いつもはエピソードを提供してくれる方が入るのですが、今回はこれといったエピソードも無く、読者の皆様には面白いレポートにはなりませんでしたので、きれいな花や、鳥の写真をお楽しみください。 井藤リーダーから「強制はしない」と強制された花鳥園レポーター 須賀敬三 |
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フクロウの背中をなぜる坂田さん | オニオオハシに餌をあげる太田さん、左 井藤さん | |
シロムネオオハシに餌をあげる廣田さん | インコの可愛い様子を見る 左から常田夫妻、井藤さん、廣田さん |
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スイレン池 | ベゴニア | |
うずしお観光 | ||
「ハモを食べよう会」の付録で鳴門のうずしお観光に出掛けた。総勢19名。 乗った船は「咸臨丸」、結構厚かましい名前だが、万事言った者勝ち。ただ、船内に資料室があり、江戸末期の咸臨丸に関する資料が展示されているので、単なる名前語りとは一線を画している。 満潮に合わせて出発したので、さぞデッカイ渦が見られるのではと期待したが、結果は見事に裏切られた。これは渦潮の非ではなく、ただ単に期待が大き過ぎただけのこと。それでも後で写真を見ると、それはそれで見事ではある。 見事な渦は観潮船のHPから借用した3枚の写真でとくとご覧あれ。一番迫力があるのは広重の浮世絵か?最初の6枚は我々が撮ったもの、後の3枚はHPからの借用写真。 咸臨丸に乗りこみ一階の前部に席を取ったら、誰の顔に恐れをなしたのかは不明ながら、他の客はいつの間にかいなくなり、我々の貸切状態になった。 陽が傾きかけた港に戻り、ハモへの期待がいやが上にも盛り上がり、きっと素晴らしい宴会になる予感を抱いてホテルに引き揚げた。そして宴会、翌日の観光は期待を上回る楽しさで素晴らしい2日間であった。 文責:神原 |
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我々が取った渦潮1 | 我々が取った渦潮2 | |
渦潮発生の場所から鳴門海峡大橋を臨む | 我々が取った渦潮3 | |
咸臨丸シージャック(?)貸し切り状態 | 江戸末期の咸臨丸の資料が展示されている | |
HPより借用 安藤広重の浮世絵 | HPより借用 見事な渦潮 | |
HPより借用 見事な渦潮 | ||
美味しい鱧に楽しい会話、そして、カラオケバトル | ||
いよいよ今回のメインイベント「鱧を食べる」の開始です。鱧のフルコースとでも言いますか鱧を使った色々な料理が出ました。 旬の鱧は本当に美味しい。さらに、淡路島名産の玉葱とのコラボ鍋は、鱧の特徴的な歯触りと味、そして、淡路産玉葱の何とも言えない甘みが絶妙のマッチングで我々の舌を楽しませてくれました。 また、皆さんそれぞれにお喋りも絶好調。お互い初めて顔を合わし、話をされた方もいらっしゃいましたが、まるで長年の友達のようにうち解けられておられました。これも、鱧という味とお酒というコラボにより醸し出されるムードではないでしょうか。旅の話はもちろん、趣味の話などにも花が咲きます。今までしたこともない趣味の部分を話を聞いてやってみようという気にもさせられます。 鱧と会話の余韻を残しつつ場所をカラオケルームに移動しました。ロングステイクラブ関西支部カラオケ大会の開始です。 まず、スタートは、他のチームのファンには申し訳ないのですが、阪神タイガースの絶好調にあやかって、威勢の良い歌である「六甲おろし」で幕を開けました。これは、幹事の特権で虎キチの井藤さんが絶唱し、これも虎キチの正木も負けじと声を張り上げました。 後は、次から次への途切れることがなく素晴らしいのどが披露されました。皆さん何と芸達者なのかと感心するほどです。 カラオケタイム3時間は、あっという間に経過し午後11時に残念ながらお開きとなりました。 その楽しかった様子を下の写真から読みとって頂けたらと思います。 正木伸治 記 |
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鱧フルコースのお品書き | 向側 鱧鍋の材料 | |
鍋には淡路特産の玉葱が。甘さが何とも言えない。 | ロングステイクラブ関西支部の誇るマシンガントーカー井藤さんが大阪弁丸出しで楽しそうにトークのリードをします。 | |
鱧料理でお腹も満腹。会話も弾みます。 | ロングステイに趣味にバラエティーに富んだ会話が飛び交います。 | |
さて、次のロングステイ先はどちらですか。 | さあ、カラオケの始まり、始まり。誰がトップバッターですか。 | |
カラオケ動画1 常田さんの懐かしの歌「三高ボート部 琵琶湖周航の歌」若かりし頃を思い出されての熱唱です。 | ||
カラオケ動画2 今回の名幹事、井藤さんのおはこ「とんぼ」。伸び伸びとした大らかな歌声が魅力的です。 | ||
カラオケ動画3 ロングステイクラブ関西支部のいつものエンディングテーマ「高校三年生」。いつもこの歌で締めます。 | ||
*動画を再生するためには、アップル社の無料動画再生ソフト「QUICK TIMI」が必要です。 ダウンロードサイトは次の通りです。 http://www.apple.com/jp/quicktime/download/ |
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鳴門市 ドイツ館 | ||
日本で始めてベートーヴェンの第九を演奏したドイツ兵俘虜(1917〜1920)の収容所の跡地(鳴門市大麻町)にこの館がありました。 映画「バルトの楽園」でお馴染みのこの収容所は所長の革新的な計らいで結構自由な自治が認められており、収容所の中には商店街もあり、当時のドイツ兵の暮らしや坂東の人々との交流の様子が良く判るよう展示されていました。 天野嘉太郎 記 |
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第九を演奏している人形の前で全員の記念撮影 | ||
コスモス畑から見たドイツ館(1993年完成) | ベートーヴェンの像 | |
和製ベートーヴェン | 坂東俘虜収容所第九オーケストラ(模型) | |
明るく、楽しいガイドをしてくれたS嬢。 映画「バルトの楽園」に松平健と一緒に出ていた由 |
ついついS嬢の勧め(?)で、 家へのお土産を買ってしまった。 |
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線香メーカー「薫寿堂」工場見学とお香作り | ||
工場に入る前に製品を展示販売しているコーナーがあり、ドアーを開けるなり甘〜い魅惑的な香りが立ち込めている。 思い切り深呼吸して吸い込む。 工場に案内され、製造工程を見学。 トコロテンと素麺の作り方をミックスしたようなものだ。 次に各自好きな色、香りを選んでマイお香作り。 私はブルーのラベンダーの香りで星や花や猫の形のお香を作った。 蕎麦うちのように線香の元と水と香料をこね、棒で平たく伸ばし、型でくり抜いていく。 皆真剣な顔であれほど賑やかだった井藤さんまで沈黙だ。各自思い思いの作品が出来て満足そう。 工場には小さな木片で何百万円もする伽羅の木や、1本千円もする高級お線香など普段目にすることがない珍しいものにもお目にかかれたし、この企画はとても面白く楽しかった。 岡崎祐子 記 |
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線香製造工程 練った材料を素麺のように絞り出す | 長さをそろえる行程 両端を切断 | |
乾燥工程 | 検査選別工程 | |
さあ、これからお香を作るぞー!! | まず、材料、水、香料を混ぜ練る | |
シーンと静まりかえり、皆さん真剣そのもの | 練り具合はまだまだです | |
マシンガントーカーの井藤さんも夢中でついつい沈黙 | 材料を混ぜてグラデーションのお香を作る神原さん | |
夫婦コラボでのお香作り。神原さん夫妻 | すごいでしょう。綺麗に出来たでしょうと佃さん |
完