クアラルンプールとバリ島のお誘い旅行に参加して

井川幸太郎

 
ロングステイクラブの方々とお誘い旅行に行ってきました!!

初めての車椅子での海外ステイの体験について発表したときのものです。
 

1. クアラルンプール(マレーシア) 

井藤さんが一言「どうされますか」と声をかけてくれまして、妻が決断してくれました。車椅子になりましてから初めての海外でしたので、妻の発案で旅行会社の方に旅行中のサポートをお願いしました。クアラルンプールの街中は車で回りましたが、ニューイヤーコンサート等聞くことができ刺激がいっぱいです。付き添いの方の進めで足裏マッサージを受けましたところ、足の腫れがとれ、歩行状態がとても良くなり、階段に柵はありませんが杖での昇り降りがスムーズとなり我ながらびっくりです。

そして中西さん宅でのパーティーで皆さんと初めてお会いしたにも関わらず大変盛り上げて下さって、久しぶりに現役の頃に帰った思いがしました。最後に仲間に入れていただき皆さんといっしょに歌ったことが忘れられません。生活への自信にも繋がりました。

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 2. バリ島(インドネシア)

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 次に7月のバリでの滞在ですが、マレーシアでの滞在経験を加味し3週間の滞在を計画しました。妻と二人です。

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 ☆74

デンパサール空港に到着。高橋さんご夫婦のお迎えがあり、安心してサヌールビーチのホテルアリッツガーデンに向かいました。高橋さんには本当にせわになりまして、自室前まで車椅子で行くことができませんでしたので、部屋変えの交渉またホテルに到着後、ハーディーズというスーパーでの買い物、両替等お付き合いいただきました。

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当日の夕方、バリに滞在中のロングスティクラブの方達全員と夕食となり、紹介頂き、ありがたいことです。

 ☆7月5日

大変なことが待ってました。健常者にとりましては5分程度のなんでもない石だたみの道のりなのですが、私にとりましては、まさしく山あり谷ありのごとくバリアに思われたのです。

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石だたみの道のり(大トカゲです!) 

 しかしレストランに到着しますと水面に輝く朝日、インド洋の丸い水平線、リーフに砕ける白い波、心地良い潮風、テーブルの上のコーヒー、トーストの香り、皆さんとの楽しい語らいは、まさしく至福の時でした。

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レストランからの風景 

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皆で朝食を取った場所
 

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朝食のお粥(インドネシア語で“ブブール”) 

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モーニング 

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お世話になったマディさんと一緒に 

 彼には非常にお世話になりました。私を見かけますとどこからか来まして手を添え最後まで助けていただきました。そして私達にとりましてまさしくインドネシア語の先生です。そばを歩きながら散歩はジャラン・ジャランなど指導していただいたのですが、ものにはなりませんでしたが…

  

☆ウェルカムパーティー

オーナー主催でウェルカムパーティーが開かれました。

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 前もってウェイターに私の分の食事の取り分けを支持しておりまして、その気使いに感激しました。先代オーナー夫婦のダンス、生演奏のカラオケ、インドネシア料理をご馳走になり楽しいひとときでした。

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☆その後数日間

二人とも体調を崩しましたので読書やスケッチ、インドネシア語の本を高橋さんと井森さんに借りまして語学の勉強で過ごしました。またバリに住んでいる日本人の方達と知り合いになる機会があり、住居を見せていただいたり生活についての話をいろいろと聞かせてもらいましたのも今後のステイの参考になりました。

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インドネシア語を勉強中! 

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そしてスケッチ中

  

☆7月15日

初めてのドライヴです。ジンバランからクタビーチを回り、クタビーチでお茶をしながら夕日を見ましたが少し雲がかかってます。 

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サヌールビーチの夕日

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川崎さんと一緒に 

  

☆7月17日

高橋さん御紹介のドライバー、ワグスさんの案内でバトゥール山とバトゥール湖の見えるレストランで昼食を取りました。快適なドライブでした。

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☆7月20日

高橋さんご夫婦のご好意により、サヌールビーチを車椅子で散歩しました。

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(後ろ姿で失礼!)

 歩くことで精一杯な私ですので、鑑賞できるよう車椅子をお二人が押して下さったのです。お蔭様で夕方のビーチをたっぷりと満喫することができ、感謝ばかりです。 

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☆7月21日

皆さんお気に入りの屋台にて魚料理を頂きました。

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なまず料理もありましたし、この日の帰りは高橋さんのおかげで夜のサヌール海岸を再び車椅子で散歩することができたんです。風に吹かれ、星空を見上げ、しみじみと人間であるありがたさを感じておりました。

 

☆7月22日

クサンバで塩田を見、ゴワラワ寺院を訪ね、美しい棚田を見ながら昼食を取り、スマラプラ王宮を訪れました。 

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お世話になったワグスさんと一緒に写真を撮りました。

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☆7月23日

岩田さんのコンドミアムでお茶に誘われました。話はつきませんでしたが、夜『タケ』というすし屋へ皆さんと行く予定にしてましたので、途中でお開きとなりました。

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☆7月25日

レストラン、『ロータスポンド』で皆さんと夕食をとりました。

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メニュー検討中

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インドネシア料理、ベトナム料理等、とても美味しかったです。

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レゴンダンスを見ながらの食事

 高橋さんが誘って下さってイタリア・ミラノのファッションモデルと一緒に写真を撮ることができ、私にはこの旅行のハイライトとなりました。

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☆7月26日

日本への帰途に着きました。予約していた座席が取れませんで、また高橋さんご夫婦に座席を代わっていただいたり、荷物を運んでもらったり、ご迷惑をかけてしまったんですが、最後の最後まで本当にお世話になりました。

 

☆最後に…

23年前に二人で旅行に来ておりましたので今回はホテルで過ごそうと話し合って旅立ったのですが、皆様の協力があり、このような楽しい滞在となりました。地図を見ましても、西を除き、なんと広範囲にまわったんだと驚いております。

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今回のバリ滞在では高橋さんご夫妻はじめ皆様に大変お世話になってしまったのですが、なによりうれしかったのは人の温かみと皆さんとお話しできたこと、倒れて6年目となりますが、リハビリの可能性を実感できたことです。毎日のマッサージとバリアな所での歩行訓練が効を成し帰国する頃にはしっかりと歩けたんですから。

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 今回の旅行で改めて気付いたのですが、妻と二人では限界があること、そしてバリ旅行は高橋さんのお誘いがなければ叶わなかったことです。ロングスティクラブに出会えたことが海外への旅行に繋がり、感謝しております。ありがとうございました。

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