新竹通信

2013年
神原克収

目次


1.ステイの概要 2.日台交流計画
3.歓迎会 4.プレゼント
5.歌唱指導&カラオケ 6. サイクリング
7. 大学で受講 8. 取材を受けた
9. 日本の折り紙と台湾手芸の交流 10. TARP年次総会(宜蘭一泊の旅)その1
11 TARP年次総会(宜蘭1泊の旅)その2 12 宜欄旺山休閒農場(かぼちゃ専門観光農場)
13 海浜巡礼 14 ゴルフ
15 ハイキング 16 蝴蝶宮・昆蟲科学博物館
17 蓄音機博物館 18 携帯の追加チャージ
19 ご馳走になった話 20 謝恩パーティー
21 さよならパーティー 22 少年探偵団の見た台湾
23 終わりに


1.ステイの概要
 今回のステイは従来のステイとは趣が大きく異なる。今まではステイ先で付き合うのは大半が日本人ステイヤーで、現地の方々との付き合いはあまりない。今回は地元民との付き合いを大幅に増やし「日台交流」を旗印としたステイである。
 台湾には銀髪協会(TARP・・・Taiwan Association of Retired Person)という組織がある。台湾各地に支部があり、その中でも新竹 TARP は会員数 1,400 人を数える台湾最大の組織である。今回は新竹 TARP の林幼美前理事長の強いお誘いと全面的なご協力を得て実現したものであり、海外ロングステイの新しいステイスタイルの確立を目指している。

日程 2013.11.15~12.15 31 日間
場所 新竹市「東星駿業コンド」
人数 23 人

このコンドミニアムは林前理事長の持ちビルを我々ロングステイ用にわざわざ改装して頂いた。場所は北新竹駅の駅前にあり大変便利である。
今回の新竹通信は地元民との交流を中心にご報告致します。
(注)ロングステイとは同じコンド(又はホテル)に1ケ月以上滞在する形態⇒以後ステイという。転々と場所を変えて1ヶ月以上続ける旅行はロングトラベルと言い、ロングステイとは区別して使います。(これは神原独自の用法でオーソライズされた表現ではありません)

北新竹駅の反対側から見たコンド コンド正面

2.日台交流計画
 今回のステイに際し、現地でどんなプログラムを考えているか問い合わせたら下記の通り
滞在31日間のうち21日間の行事が提案された。これでは自由時間が殆どないので、15 日間に削減をお願いし、変更実施案になった。(オレンジ色は物にした案)
 この実施案でも濃密な内容であり、更にそれ以外にも Free day に個別にハイキング、展覧会、食事会等々のお誘いがあり、参加者それぞれに地元民との交流を楽しんでいる。

当初案 変更実施案
行事名 実施内容 行事名
11.15 歓迎会 近隣施設紹介、踊り等披露、歓迎食事会
16 海浜巡り 17Km の海岸線と海浜公園の旅 新竹紹介・ティパーティ
17 Free day Free day
18 ゴルフ ゴルフ交流会 ゴルフ
19 文化交流 簡単な台湾語学習 Free day Free day
20 文化の旅 世界博覧会台湾館・精華大学見学 海浜巡礼
21 Free day Free day Free day Free day
22 文化交流 歌の交流会(台湾の歌を教えてもらう) 歌曲指導・カラオケ
23 文化行事 コンサート Free day Free day
24 北埔旅行 Beipu ストリート・峨眉山湖・弥勒寺・石井茶畑 Free day Free day
25 Free day Free day 日本料理 vs 台湾料理
26 文化交流 書道・書法 新竹市政府表敬訪問
27 文化の旅  中華大学・玄奘大学・元培科技大学見学  小旅行(青草湖他)
28 Free day Free day    Free day Free day 
29 宜蘭1泊  クリアレイク森林散策、羅東夜市  宜蘭一泊旅行 
30 宜蘭1泊 国立伝統芸術センター 宜蘭一泊旅行
12.01 Free day Free day Free day Free day
2 文化交流 手工芸品作り研修 手工芸指導・折紙
 3 文化の旅  健行科技大学:焙煎課程ベーキングコース  健行科技大学 
 4 ハイキング  一八尖山ハイキング、ガラス美術館  ハイキング(十八尖山) 
 5 Free day Free day   Free day Free day
 6 文化交流  カラオケ交流   Free day Free day
 7 苗栗方面  獅頭山、南庄旅行  北哺小旅行
 8  Free day Free day    Free day Free day
 9 Free day Free day    ゴルフ 
 10 文化交流  日本食 VS 中華料理  Free day Free day 
 11 文化の旅  映像博物館、画像ミュージアムシネマ  Free day Free day 
 12 軽旅行  青草湖、青青草原、茶畑、香山牧場   Free day Free day
 13 Free day Free day     Free day Free day
 14 送別会  さよならパーティ  サヨナラパーティ 
 15 帰国    帰国
       行事合計 21日 行事合計 16日

3.歓迎会
 到着の翌日早速歓迎会をしてくれた。当方参加者18人に加え台北から応援に駆け付けてくれた頼文禮会員の19人。対する台湾方約25人、全て新竹 TARP のメンバーである。片言ででも日本語の出来る人は約1/3くらい。
 歓迎会は何となく始まり、直ぐに飲食・雑談に花が咲き、日本のような堅苦しさは微塵もない。
途中で林幼美新竹 TARP 前理事長(コンドミニアムのオーナーでもある)の実に簡単な歓迎の辞、私から簡単な返礼の謝辞が唯一の挨拶らしきもの。後は自然発生的にいくつかのグループが形成され、初対面とも思えない盛り上がり、台湾人の陽気さが固さをほぐしてくれる。
 あるテーブルで日本の歌が歌われると、それを切っ掛けにして大カラオケ合戦。歌うわ、踊るわ、あちこちで記念撮影のオンパレード、初日から大いに盛り上がった歓迎会だった。
 終わった後の片づけも日台合同で和やかなこと、和やかなこと。

   
             簡単な答礼挨拶、左は林オーナー、右は LSC 頼会員

   
                      和やかな交流

   
                     台湾の女性は活発
4.プレゼント
 到着早々コンドミニアムの林オーナーから参加者全員にプレゼントが用意されていた。
それは名前入りのコップである。これは地元で著名な陶芸家「葉佐燁」さんに依頼して焼いてもらったものとのこと。
 たまたまこの時期に陶芸展が開催されていて、これも Free day に鄭さんという TARP メンバーに案内してもらい 11 人が見に出掛けた。ここでも TARP(銀髪族協会)メンバー10 人ほどが我々のサポートのため来てくれた。陶芸展を見た後、葉佐燁さんの窯元「古峰窯」を訪れ見学させていただいた。陶芸展会場から窯元までの足は TARP メンバー提供
の車での送り迎え、謝々!謝々!
 工房や作品を見学した後、コーヒー、お菓子、果物等が当然の如く振る舞われ恐縮この上なし。

プレゼントされたカップ 陶芸展の一コマ
窯元の玄関 窯元で茶菓を振る舞われた

5 歌唱指導&カラオケ
 22日は台湾の歌指導とカラオケ合戦。台湾側は大学の音楽の先生や、街のカラオケ教室の先生、それにその教室の生徒(高齢者ばかりだが)も多く参加してくれた。全てTARPのメンバーである。
 歌は例によって日本の演歌が中心で、それに台湾のポピュラーな曲が加わる。
我々日本人も日頃の成果を遺憾なく発揮し見劣りはしないが、残念ながら収録している曲が限られいて、次第に歌う歌がなくなり後半は圧倒的に台湾側が優勢。みんな上手い。
 日本勢では中国語に堪能なW氏が台湾の歌を中国語で歌い喝采を浴びていた。
今後のことを考えると2~3曲はレパートリーに入れておかねばなるまい、というのが正直な感想。
 歌唱指導は大学の先生で「萍聚」という台湾のポピュラーソング。
http://www.youtube.com/watch?v=kBQG-JYQe3g
 その席で面白い絵が配られた。「多唱歌」の顔と「少唱歌」の顔を見比べて下さい。ニヤリとするはず。

カラオケの風景

日台のデュエット

鳥取から参加のNさん持参の抹茶を振る舞う、器はコップで間に合わす    

歌を沢山歌う人はこんな顔になるり歌わない
人は右のような顔になる 
        

6 サイクリング
 台湾は国を挙げて自転車道の整備に取り組んでいる。新竹にも海岸線を中心に17Kmの自転車道が整備されていて今回新竹滞在者6名で行ってきた。
 今回も銀髪族協会会員2名がアテンドでついてくれた。一人はスタートするまでの段取りだけのために駆け付けてくれ、あと一人は全行程付き合ってくれた。(自転車レンタル料100 元)
 サイクリングそのものは快適で大いに楽しみ、終了後の遅い昼食を摂った。
*昼食場所は自転車を借りたお店のおばさんが、わざわざレストランまで連れて行ってくれ、色々と食 事の段取りをしてくれた。
*随行者の食事代(≒1,000 円)はお礼の意味も含めて無理やり我々の方が負担した。
 その女性は帰途お菓子を買って我々全員に配るわ、案内してもらった美味しいパン屋で我々全員に パンを買ってくれたり、却って金を使わせてしまった。
 このメンタリティは日本人並かそれ以上。

サイクリングに参加した面々

快適な自転車専用道路(片道17km)

途中100 mごとに距離表示がある

17km先の終点、改装工事が進んでいた

サポートしてくれたTARPのメンバー

7 大学で受講
健行科技大学で台湾の学生と一緒に受講した。講座名は「琉球泡盛学」というユニークな講座。
講師は沖縄から泡盛のソムリエ2名。講義は日本語と台湾語通訳付き。
この日の講義内容は製造工程と利き酒の方法。 昼食は大学内で弁当、これがまぁまぁいける。
午後はパイナップルケーキ作りに挑戦。指導は学生。
予め下地が作ってあったので難しくはなかったが結構面白い経験であった。
出来上がったケーキは販売用の化粧ケースに入れ、立派なお土産として頂戴した。
この日の費用は当初実費負担とのことであったが、結果は大学側の負担で全て無料。
あとで聞いた話ではTARP会員のご主人がこの大学の教授で、全てその縁故でのご配慮。
ここでもTARPの人脈が生きた。
TARP会員の人脈はあらゆる分野に張り巡らされ、その実力は並ではないと感じた。

大学入口

琉球泡盛学の教室

熱心に受講

昼食で頂い た弁当、結構美味い

パイナップルケーキ作り方の講義

実技

完成品は包装してお土産と頂戴た

8 取材を受けた
健行科技大学で授業を受けたことは前回報告した。その際地元新聞の記者から2 度取材を受けた。
早速翌日の紙面に大きく掲載されたが、見出しは「ロングステイクラブ」ではなく「少年探偵団」。
取材ではロングステイクラブを強調し、記事内容はその通りになったが、残念ながら見出しが少年探偵団で、なかなか思うようには行かない。
経緯は次の通り。先ず名刺はロングステイクラブの名刺を出した。
その後林オーナーから少年探偵団の名刺も出すよう促され、それも出して「少年とは残りの歳が少ないことを意味し、探偵とは文字通り少年のような好奇心で面白きことを追い求める」と少年探偵団の意味を説明した。
どうやらそれが印象に残ったらしく、それが見出しに反映したという次第。

最初の取材、左端が林オーナー

2回目 の取材

翌日 の新聞

9 日本の折り紙と台湾手芸の交流
 観光や会食、カラオケだけの交流では寂しいので折紙と台湾手芸の交換交流を実施した。
日台双方10人づつの小振りの交流会である。日本側からは鶴とコマの指導をした。
殆どマンツーマンであったのと、台湾の人にも山折り、谷折り、段折り等の意味は判るようで言葉はじなくても十分指導は出来た。
 日本人は静かだが台湾の人は出来上がった時は大喜びで、そのはしゃぎようは相当なもの。
ここにも日台の性格の差が出て面白かった。
 台湾側からは台湾らしい飾り物の作り方を教えてもらった。
こちらは台湾手芸の専門家(TARP会員)の指導である。
さすがに要領よく教えてくれ、時間があればもっと沢山習いたかった。
これは来年以降の楽しみにしておこう。

折紙指導風景

指導に言葉はそれほど大きな障害ではない

林オーナーも真剣そのもの

 出来たぁ!廻ったぁ!

出席者の作品

 台湾手芸の指導風景

 はい、よく出来ました

 最後はお決まりの記念撮影

10 TARP年次総会(宜蘭一泊の旅)その1
 宜蘭へ一泊で出掛けた。TARPの年次総会に招かれての参加である。新竹からバス3台、台北から2台、宜蘭から2台で合計250人。
 新竹からは8時に新竹市文化センターを出発したが、出発前に市長がバスに乗り込み参加者全員と握手を交わしていた。政治家はどこも同じだなぁ・・・。
 出発すると即カラオケ、日本ならガイドの説明が続き興味のない人は寝るのが一般的。
台湾の人たちはとにかくアクティブ。特に女性の元気さんは日本とは大きな違い。
 途中草嶺トンネル(日本時代に出来たトンネルで今は観光用に保存されている)、蘭陽博物館、宜蘭縣政府、羅東林業文化区を訪れた。
特に印象に残っているのは宜蘭縣政府庁舎で、コンセプトは「エコ」。その徹底振りに感心した。
庁舎は大げさに言えば山の中に潜り込んだように木や草で覆われている。
冷暖房装置は一切ないが、一年を通して快適とのこと。
 台湾は県単位で住民の満足度調査を毎年するそうだが、宜蘭縣は常に1位・2位を争っているとのこと。市長の強いリーダーシップが感じられる市庁舎であった。

新竹からはバス3台で

草嶺トンネル、地面に昔のレールがあった場所が描かれている

蘭陽博物館で台北から来た旧知のSさんと再会

昼食会場、これだけ集まるとさすがにカラオケは出来ない

エコが売り物の宜蘭縣政府庁舎

11 TARP年次総会(宜蘭1泊の旅)その2
メインイベントの大晩餐会、250名の宴会は壮観。
我々15名のために要所要所で日本語通訳をつけてくれ、幹部挨拶の中でもロングステイクラブ(LSC)の紹介をしてくれた。
アトラクションではGさんのハーモニカ2曲、アンコールのおまけまであって、拍手喝采を浴びた。後半にはAさんをリーダーに男性全員が舞台に上がり「拍手三々七拍子」、台湾の人には珍しく大受けであった。
宴会ではTARP会員から18年物の紹興酒の差し入れが沢山あり、飲みきれない分はお土産に頂戴した(後日の謝恩パーティで使用予定)。
宿泊は「福泰冬山厝ホテル」でこれがまた素晴らしい環境であった。
広大なテーマパークのような中にあり、環境抜群。中には日本の大正時代の町並みを再現した通りや、お寺、音楽ホール、美術館、演芸広場、昔の生活道具展示、科挙合格者の家の再現、更には湖や遊覧船まであり、退屈はしない。
翌日は土曜日ということもあって朝から沢山の客が訪れ、アトラクションも数多く演じられた。
午前中ここで過ごしたが時間が足りず、来年再び訪れることにしよう。
昨日からの全工程で新竹のTARPメンバーが我々個々人への案内役に付いて面倒を見ていただき感謝!感謝!の連続。最後は礁渓温泉で日本式の温泉を楽しんで帰途に就き、途中夕食を食べて宿帰着。
2日間の費用は全て込で3,500元(12,000円)。
内容から類推するとかなりの額がTARPの予算から補助として出たに違いない。
それにしても有難く恐縮することこの上なし。

250名の宴会は壮観

TARP会員の余興

日本勢は三三七拍子でお返し

TARP会員差し入れの紹興酒は美味い
安楽秀典さんが作成した動画もご覧下さい。
http://www.longstaykansai.org/ryokouki/movie/anraku/taiwan/taiwan1.html

12 宜欄旺山休閒農場(かぼちゃ専門観光農場
宜蘭1泊旅行の帰りに宜欄旺山休閒農場かぼちゃ専門観光農場に寄った。
ここはカボチャ専門の観光農場で、台湾ではこうした特徴のある観光農場が随所にあり、観光資源として育っている。日本でも参考に出来る面が多々あると感じた。
御託はこれだけにしてユニークなカボチャやウリを写真でご覧下さい。

観光農場入口

入口でカボチャが歓迎

カボチャ色々

蛇のようなウリ

蛇のようなウリ

蛇にウリふたつ

TARPメンバーと 、この交歓が何にも代えたい

13 海浜巡礼
 歓迎会後の最初の行事は「海浜巡礼」となっている。
何をするのか興味津々だったが、何のことはない「海辺の景色のきれいなところへ案内する」というものであった。
 しかしながらTARPのメンバーが車8台を出してくれ、それに日台合同で乗り込み、海岸の展望台、廃品回収から作ったガラス作品展示場、魚市場、」ごみ焼却場などを見た後昼食。
この昼食が海鮮料理中心でまことに美味。
昼食後は例によって留まることを知らないカラオケ大合戦、ここでも日本の演歌が主役。
その後は車で宿舎まで送ってもらいお開き。
 8台の車にはそれぞれ日本語の出来る人を配置するという細かい配慮もしてくれ、道中の交歓も実に和やか。
 当初食事代400 元、車代100元となっていたが、車代の方は全員ボランティアだからと言って取ってくれなかった。
(おまけ)
帰るとき1台の車で「自宅へコーヒーを飲みにいらっしゃい」と誘われて2夫婦が行った。
その人はレストラン経営者でコーヒーどころかお酒に北京ダック等のおつまみが振る舞われ、最後は美味しい中華料理もご馳走になって帰ってきたとのこと。

TARP会員が車を提供(8台)

早速記念撮影

途中立ち寄ったガラス工芸館(全て廃品再生)

ごみ焼却場も公園になっている 

魚市場へ  

 蟹一杯が600円弱

昼食風景

あちらこちらで記念撮影

歌うわ・・・

踊るわ・・・

14 ゴルフ
 参加者のうち2人がゴルフに出掛けた(私はゴルフには参加していない)。2人の話によると歓迎会で仲良くなったTARPメンバーのご主人が車で送迎とプレイを付き合ってくれた。料金はメンバーのゲストということでキャディ付きで1,655元(≒5,800 円)。
 プレイ終了後自宅に招かれ昼食をご馳走になり、宿泊のコンドまで送ってもらったとのこと。この会員達はその後2回ゴルフをしたが2回とも同じようにゲスト料金でのプレー、帰りに自宅で昼食をご馳走になり、宿まで送ってもらったとのこと。
 参加者はこうした「おもてなし」に「どうお返しをしたものか?」と悩む。台湾に詳しい日本人に相談すると「気持ちよくお受けするのが一番。下手にお返しなど考えても相手は金持ちなのでそんなに喜ばれない。後日心の籠ったお礼状とか再会時に簡単なお土産を渡すなど、要は心の籠った感謝の意を表すのが最善」というアドバイス。それにしてもお世話になりっ放しはなぁ、というのが一般的な日本人。スマートにお世話になるには少々時間が掛かる。
ゴルフ場玄関  コース、カート、キャディの服装等が読み取れる 
   
帰り道では毎回TARP会員のご自宅で昼食をご馳走になる、その後コンドへ送ってもらう。 
写真の女性は奥さんの妹。 
左から2人目がご主人で毎回ゴルフに付き合ってくれる。 

15 ハイキング
新竹近郊の十八尖山へハイキングに出掛けた。我々の参加は 14 人。
今回も TARP 会員が車を出してくれ十八尖山へ向かった。現地で合流した会員も含めて 15 名前後がサポートに駆け付けてくれた。
 ハイキングそのものはやや物足りなかったが、途中地元のエクササイズグループと一緒に体操をしたり、TARP 会員から差し入れられたお餅を食べたりしながら楽しいハイキングであった。その後軽い昼食を摂ったが、ここでも誰の驕りか定かではないが、ご馳走になった。
 昼食後新竹公園にある瑠璃工芸博物館見学、公園散策を楽しんだ後、会員の車でコンドへ送っていただいた。
 この日は TARP 会員の蔡さんが盛んに写真を撮りまくり、「好きだなぁ」と奇異に感じていたが数日後大量に紙焼き写真を個人別にまとめて届けてくれた。勿論お金は取ってくれない。
休憩所で一休み 小高い丘なので景色は抜群
 途中このグループに入れてもらって健康体操を楽しんだ こうした水飲み場も設けられている。冷たい水、暑いお湯も出る。 
 
蔡さんは熱心に写真を撮りまくり、後日個人別に分けて届けてくれた 滞在中大変お世話になった林オーナー(右)と黄さん(左)

16 蝴蝶宮・昆蟲科学博物館
 台北に出掛けた際ロングステイクラブ台北在住の L 会員の案内で台湾銀髪族協会連合会(TARP 本部)へ表敬訪問した。すでに2度顔をあわせているので和気藹々の雰囲気。
理事長の案内で「蝴蝶宮・昆蟲科学博物館」へ出掛けた。これは台北市立成功高校の教育施設として設けられているもので、当日は一般公開日ではなかったが開けてもらい、この分野では世界的に著名な陳妍伶館長自ら案内して下さり恐縮することしきり。
 それにしても蝶を中心にそのコレクションは素人目にも凄いことがよく判り、TARP 理事長によると世界一の規模・内容の博物館とのこと。さもありなんと頷ける凄さであった。
 それと特筆すべきは子供向けに大変判り易くユニークな説明小道具が用意されていることである。この大半は陳館長自らが工夫して作成したものとのこと。昆虫に掛ける熱意がビンビン伝わってくる。
 将来我々の孫を同伴して台湾にステイし、こうした施設見学や現地の子供たちとの交流が出来ればこんなに素晴らしいことはないと今から胸を躍らせている。
 それにしても TARP 会員の人脈も凄いが、こうした人脈を我々に惜しげもなく提供してくれる親切心こそ、何物にも代え難い TARP の魅力である。TARP とのご縁をこれからも大事に育んで行かなければならないと改めて感じた次第である。
昆虫科学博物館入口
陳館長自ら説明して下さった。工夫一杯の小道具を使っての説明がとても判り易い。 素人でも興味は尽きない
これ、昆虫に見えます? 応接間のシャンデリアのシェードにも本物の蝶が使われていた
17 蓄音機博物館
 台北のTARP本部を表敬訪問した際、蝴蝶宮・昆蟲科学博物館に行ったことは前回報告した。
その日の午後新北市銀髪族協会(TARP)理事長の案内で蓄音機博物館に行った。博物館と言っているが開南商工職業高校に教育用に作られたもので、一般には公開されてない。従って
博物館の看板も何もなし。
 でもコレクションの内容は驚くほど充実していて、昔の珍しい蓄音機、映画や宣伝に使われた蓄音機などが処狭しと並べられている。それに日本の古い歌を中心としたSP レコードが実に沢山収集されている。
 驚いたのはこれらの蓄音機は全て動き、10数種類の蓄音機を実演してくれた。これだけ古い器械を常に動作可能状態に維持するには並々ならぬ努力が払われているに違いない。
 これらの設立に要した費用、維持管理費用のかなりの部分を本校OBでもある新北市TARP理事長が負担しているらしい。またその日の夕食はTARP理事長の奥さんの招待で参加者14人でご馳走になった。
 蝴蝶宮・昆蟲科学博物館と言い、蓄音機博物館と言い、この日は通常では見られないような
珍しいものを見せていただき、TARPの実力のほどを垣間見た気がした。
 
学校の歓迎看板の前で記念撮影、真ん中のネクタイ姿が林校長    昔の蓄音器が所狭しと並んでいる。これらは全て演奏できる。 
 
校長の説明に熱心に聞き入る   昔懐かしい LP レコード、懐かしい演奏も実演してくれた
 
 昔の広告に使われたモデルが沢山収集されている。今でも全て動く。   新北市 TARP 理事長(この学校の OB)(右)と校長 

18 携帯の追加チャージ
 ケイタイのプリペイド金額がなくなり、追加チャージに出掛けた。2か所で訊いてようやくケイタイの会社に辿り着いたが、そこでは私のケイタイの中華電信の分は取り扱っていなかった。
 店員は私をセブンイレブンに連れて行き、追加チャージ分を機械で買ってくれたが、それをどのようにして電話機に入れ込むのかが店でも判らない。その店員はさらに中華電信取扱いの会社まで私を連れて行ってくれ、そこでようやくチャージすることが出来た。彼はチャージが完了し、私がそれを確認するまでずっとついていてくれた。それにしてもなんと親切なことか、日本人も親切だがここまではしないだろう。
(余談)
 台湾でシムカード購入する際パスポートの提示や場所によっては保証人の要求までされることがある。しかし空港であれば何の提示もなく無条件でシムカードの購入が出来るので、シムカードは空港で買うに限る。

19 ご馳走になったお話
★1か月の滞在中何回もご馳走になった。
*銀髪族協会(TARP)主催の歓迎パーティとさよならパーティ
*日本人参加者全員でTARPメンバーの個人から食事に招待された(新竹と台北で各1回)
*TARP前理事長(コンドのオーナー)の林さんの自宅で全員がご馳走になった。
*ハイキングの際全員昼食をご馳走になったが、どなたの奢りかは不明。
※それ以外に参加者が個人的にご馳走になったケースは何度かあったようだが把握はしていない。
★時間がなくてご招待を辞退したもの
*あるTARP会員から全員がご招待いただきながら辞退したのが1回。
*個人的には私も数人からお誘いを受けたが、全て辞退。
 以上のように何回もご馳走になったが、お返しらしいものは感謝パーティを1回やっただけで何も出来ていない。台湾に詳しい人に聞くと「気持ちよくお受けした方が良 い」「お返しは要らないが行くとき気持ちだけ何か細やかなものでも良いので持参す ると良い」とのこと。それを頼りに有難くご馳走になった。今年行くとき心ばかりの 印を何か持参すべく現在物色中である。どなたかアドバイス下さることを期待してい ます。

 
サヨナラパーティ
 
歓迎会でのご馳走    大学でも昼食をご馳走になった 
 
誕生日にはケーキもプレゼントされた     台北でもご馳走になった

20 謝恩パーティー
 今まで報告した通り、新竹銀髪族協会(TARP)メンバーには言葉では表現できないくらいお世話になった。それに報いることは出来ないが、せめてもの感謝の気持ちを表したいと謝恩パーティをした。
 女性陣総出で日本料理を作って振る舞ったところ大変好評であった。材料も道具も満足に揃わない中、美味しい日本料理を作ってくれた女性陣に感謝!感謝!
 そこでハプニングが起こった。謝恩会の2日後が私の74歳の誕生日ということを知った姉妹のメンバーが特大のケーキ、年齢の74を模ったローソク、台湾でのお祝い行事に付き物の台湾式ゼンザイを50名分ほど、さらにはお祝いメッセージに手作りの箸ケースをプレゼントされた。嬉しいやら気恥ずかしいやら、でも彼女らの心遣いには心底より感謝している。
 お返しに下手な「俵星玄蕃」を披露し拍手喝采(ほんまかいな?)を浴びた(ことにしておこう)。

《おまけ》
 日本から持参したアマノフーズのインスタントみそ汁が意外に好評であった。固形にお湯を注ぐだけで美味しいみそ汁になる、大げさに言えばジャパニーズマジックか。


謝恩パーティ風景

日本の女性軍の力作料理 コンドミニアムのオーナーご夫妻と三男
私の 74 歳の誕生日を祝ってくれた ケーキ、手製のマイ箸袋をプレゼントしてくれた林姉妹
 

特にお世話になったオーナーご夫妻に花束贈呈


21 さよならパーティー
 帰国前日さよならパーティを開いていただいた。料理は林オーナーや林姉妹などが作ってくれたが、それ以上に TARP 会員が夫々に作った自慢の料理が持ち込まれ凄いボリュームとなった。味も今までのパーティでは一番美味しかったと思う。
 お酒も紹興酒、ウイスキー、ワイン、ビールなど飲みきれない量が用意され、残ったものの一部は我々が頂いた。これも会員からの差し入れ。
 1 ヶ月近くの交流の後だけにお互いに顔見知りで和気藹々で時は流れ、最後は例によってカラオケ合戦。翌年の再会を約してお開きとなった。
 その上 2 名の方から全員にお土産を頂き、なんとお礼を言っていいやら・・・。
更にパーティの模様を写真に撮って翌日早々雨の中、我々が出発する前に CD に焼いて届けて下さった。最後の最後まで感謝!感激!


会員が自慢の料理を持参、凄いボリュームとなった

日台合同で準備作業、お互いに気心が知れ和気藹々 お酒も TARP 会員からの差し入れ
パーティの途中で即席太極拳教室。 パーティの途中新竹県政府と宜蘭観光局から「来年も是非お越し下さい。お待ちしています」と挨拶に見えた。
   
 最後はカラオケで    

22 少年探偵団の見た台湾
今まで付き合った台湾の人たちの印象をまとめてみた。
1日本人大好き
  とにかく日本人が好き。日本人との付き合いは他の人に誇示できると感じているようだ。
2バスや電車では席を譲る
  日本人は殆ど譲らないが台湾では殆ど譲ってくれる。数人が一斉に立ち上がることも多い。
3写真を撮られること大好き
  とにかく写真が好き。数人で記念撮影していると次から次へと入ってきて、なかなか終わらない。
4カラオケ大好き(特に日本の演歌)
  食事会、バス旅行などではカラオケが付きもの。特にの日本の演歌が大好き。
  毎週1回日本の新曲のレッスンを受けている人が多く、我々が知らない日本の演歌をよく知っている。
5形式ばったことはしない
  例えば歓迎パーティ、日本なら最初に偉い人の挨拶、〆の挨拶など決まりがあるが台湾ではそんな
  形式的なことはしない。実質本位。
6服装拘らない
  今回役所や議会、大学等に何回か表敬訪問した。市長、議長、学長等に挨拶するが相手が背広
  ネクタイでもこちらの服装はジャケット、ネクタイ無しのラフな服装で OK。
7時間にルーズ
  色んな会合を持ったが開始時間になっても半分くらいしか集まらず、途中でパラパラ集まる。
  終了時間も何となく流れ解散的で、終了時には半分くらい減っている場合場多い。
  勿論公式行事なら別なのだろうと思うが・・・。
8食事の際酒は飲まない
  日本は食事会にアルコールは付き物だが台湾では食事の時にアルコールを飲む人は少ない。
  飲むのは食事が終わってからで、飲みだすと日本人よりは強い。
9乾杯はしない
  食事を始める際日本では乾杯してから始めるが台湾ではそんな儀式はなく、料理の来た人から
  勝手に始める。
10割り勘はない
  日本では割り勘が殆どだが台湾では学生コンパ等の例外を除いて割り勘はしない。
  声を掛けた人、お金持ちの人、年配者等が払う。誰が払うかは暗黙の了解で判るらしい。
11写真はスマホかタブレット
  日本は写真を撮るのはデジカメが主流だが、台湾ではスマホかタブレットが主流。
  スマホの普及率、活用率は圧倒的に日本より進んでいる。
12車優先、バイクのマナー悪い
  車のマナーは悪い。特にバイクのマナーは悪いし数も多いので鬱陶しい。
  歩行者は青信号でも安心して渡らない方が良い。

23 終わりに
 今回は新竹銀髪族協会(TARP)の皆さんに言葉では言い尽くせないほどお世話になった。
今年も 20 名・1 ヵ月のステイを 3 回実施し、再びお世話になることにした。
TARP との付き合いは一昨年秋に大阪で 7 日間に亘って実施したロングステイクラブの会合に 16 名の TARP 幹部が参加したことに端を発している。その際彼等は熱心に「是非台湾にいらっしゃい」と誘ってくれた。中でも最も熱心に誘って下さったのが今回訪れた新竹 TARP の林幼美理事長(当時)で、手厚い
お・も・て・な・しはご報告した通り。日本のオモテナシをはるかに超えるものであった。
 2 月には熱心に誘って下さったもう一つの高雄 TARP を頼って 25 日間の高雄ステイをします。
組織力では新竹に大きく見劣りすると聞いていますが、幹事長の謝長竣さんは熱意の人と聞いています。さてどんな交流が待っているか、そのご報告は新竹通信に引き続いて高雄通信でご報告します。
林幼美前理事長とご主人 孫にメロメロ
林幼美前理事長 高雄の黄理事長(前列右から 2 番目、謝幹事長(後列左)
謝幹事長(中)と蔡理事(通訳)(右)

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