台中通信2014

2014年
神原克収

目次


1 ウエルカムパーティ 2 新竹銀髪族協会総会
3 個人住宅訪問(1) 4 個人住宅訪問(2)
5 個人住宅訪問(3) 6 台湾の老人ホーム
7 サイクリング  8 台湾の葬式に参列 
9 交通事故  10 林百貨店  
11 面白スイカ  12 中国語講習  
13 太極拳講習   14 台湾年輩者の想い  
15 客家文化   16 新しいステイ先 宜蘭(その1)  
17 新しいステイ先 宜蘭(その2)    18 新しいステイ先 宜蘭(その3)   
19 経費報告 完     


1.ウエルカムパーティ
 宿泊先の振英会館がウエルカムパーティを開いてくれた。昨年も実施してくれ有難いことこの上ない。今年は更に嬉しいことに台湾の方25名と同席させていただいた。我々の参加も同数の25名。
 振英会館の頼オーナーは旧台中一中(日本の旧三高に匹敵する名門校)の OB で、同期生の食事会を毎月開いているとのこと。その食事会を我々のウエルカムパーティに合わせて開催して頂いた。台北や高雄など台湾全国からの参加で、ご夫妻での参加が大半であった。ご主人は全員昭和5年生まれの84歳で奥様も含めて全員が日本語 OK。84歳ながら矍鑠としていて、我々も 84 歳までこれだけの元気を保たねばならないと逆に元気付けられた。
 参加者はエリート学校 OB だけあって、元国会議員、民放のオーナー、弁理士、弁護士、大学教授、外交部(外務省)幹部等々多士再々で、昔の思い出話、日本統治時代の話、現在の活動状況、日本人に対する暖かい話、逆に中国に対する厳しい意見等々話題は尽きず、あっという間の2時間半であった。途中で軍歌や日本の古い歌なども飛び出し、実に和やかで楽しい会であった。
 一部の人から「台北に来たら必ず電話してきなさい」「ゴルフを一緒にしよう」などの温かいお誘いも頂いた。 
      挨拶される振英会館の頼オーナー             パーティ風景
      私も再撮させていただいた            お世話役の振英会館スタッフ
 
       一中 OB から花蓮名物のお土産を頂いた       軍歌も飛び出す
       やはり頼オーナーは中心人物           一中 OB 会の新旧役員 
 
 上の写真は当日のご馳走の数々

2 新竹銀髪族協会総会
 話は台中から逸れるが新竹銀髪族協会(TARP)の総会に招かれた。全く予定していなかったが、 折角のお声掛かりなので、ロングステイクラブ関西支部長後藤ご夫妻と我々夫婦の4 人で急遽台 中から新竹へ駆けつけた。前にも述べたが新竹 TARP は会員数 1,700 を誇る台湾最大の組織であ る。  総会参加者は来賓も含めて 880人というとんでもない数で、我々には最前列の「貴賓席」が用 意されていて、恐縮することしきりである。  昨年 1 ヶ月新竹でステイした際知り合ったメンバーも多数いて、旧交を温めることが出来た。ま た新竹市政府要人や台湾各地の TARP 幹部とも名刺交換ができ、今後の台湾でのステイ先拡充 に大変有意義な総会参加であった。  その後その際紹介された台中市銀髪族協会の張理事長宅に招かれ 27名全員でお邪魔した。更 には 6月のカラオケ会、7 月の昼食会にもご一緒させていただくことになり 26名で行くことが決 まった

880 人の大宴会

我々には貴賓席が用意されていた。後ろの二人も旧知の仲。

新竹市長を中心に記念撮影

新竹の懐かしの面々との再会

3.個人住宅訪問(1)
 台湾の家は広い。金持ちの家は当然ながらもっと広い。
 新竹 TARP(銀髪族協会)総会の席で紹介された台中TARP の理事長宅にお伺いした。今回の台中ステイ参加者全員(27 名と台北からの会員 2 名を加え 29 名)でお邪魔した。我々以外にも台中 TARP メンバー約 20 名で合計 50 名ほどが個人住宅に詰めかけた。流石に1階だけでは収容出来ず1・2階に分かれたが、それにしても個人住宅でこれだけの人数が収容出来るとは驚きである(一部の人は立っていたが)。
 TARP メンバーから餃子作りの手ほどきを受け、みんなで餃子つくりを楽しんだ。後はバイキング形式で食事を楽しみながら歓談に花を咲かせ3時間ほどで引き上げた。言葉は日本語、中国語、英語にボディランゲージ。肝心なところは通訳付きで3時間があっという間に過ぎた。
 次回は30名弱で6月の TARP カラオケ会、7月は TARPランチ会にお邪魔することになり、今後の交流の楽しみがまた一つ増えた。
 今回女性陣が頑張ってチラシ寿司を作って持参し好評を博した。海外との交流には日本食は欠かせないアイテムである。

 
餃子作りに励む                 赤い服の女性が台中 TARP 理事長
 
(上)左端タッパーがチラシ寿司              (上)立って食べる人も
(下)2階での記念撮影                (下)台湾の歌で盛り上がる


 4 個人住宅訪問(2)
  招かれたというと正確性を欠くが個人住宅で台湾茶の接待(有料)を受けた。普段営業で
使っているわけではなく、VIP客のみ招いて接待をしているとのこと。
今回は振英会館のコネで特別に入れて頂いた。場所は日月潭の近くの個人邸宅。
 先ずご子息による歓迎挨拶とお茶の特性説明があり、各種お茶の飲み比べ体験をした。その後各種お茶の特性に合った雰囲気の茶席で夫々のお茶を頂いた。
 正直なところお茶の味の違いは判るが、それぞれの茶席設定がマッチしているのかどうか
門外漢の理解を超えていた。またどれが上等でどれが並なのかも理解出来ない。
 何はともあれ幾ら営業がらみとはいえ、個人の住宅でこれだけのセンス溢れる内装、高価
(そうに見える)な置物、各種茶席の設定等々、台湾の金持ちの一端を垣間見た心地だ。趣味がいいなぁ!
 
広い庭を通り玄関で出迎えを受ける
 
歓迎挨拶と各種お茶のテイスティング体験
 
茶席を変えて各種お茶を頂く、日本風の設営が目立つ
 
右下の写真のみ西欧風の設定でここでは紅茶を頂いた
 5 個人住宅訪問(3)
 台中でお付き合い頂いているS氏に誘われて埔里へ行った。
「海交会」(日本時代に海軍にいた人たちの集まり)のメンバーとの交流である。
立派な7階建てビルのオーナー、その息子が経営する小奇麗な民宿、レストランとモダンなウーロン茶専門喫茶のオーナー、彼等の子息、奥さんも交えてお茶を頂きながら歓談した。その後レストランオーナーの自宅に行き、そこでも美味しいお茶を頂いた。
 驚いたのはその庭である。
ただ広いだけの一見殺風景な庭だがよく見るとさまざまな植木鉢があり、その一つ一つが素人目にも実に見事である。
またそんなに多くない植木も見事なもので、同行した植木に詳しい人は「1本でNT$100万は下らないものもある」と言っていた。また植木鉢もNT$数十万(1NT$≒3.5円)クラスがゴロゴロあるとのこと。
 一つ珍しい果物も見た。正式な名前は判らないが、木葡萄で文字にするより写真でご覧頂きたい。味も甘酸っぱく実に美味であった。
後日台湾の知人にこの話をしたら、「食べるのも良いがワインにしたらもっと美味しい」と言っていた。
でもこの木葡萄は残念ながら市場では売っていない。
 何軒か個人住宅にお伺いしたが、台湾の金持ちはみんな趣味がいいねぇ! 
 
お茶を頂きながら歓談
 
海交会のロゴ
 
一見殺風景は庭園 
 
でも見事な鉢植えがゴロゴロ
 
見事な鉢植え
 
木葡萄
 6 台湾の老人ホーム
 何人かの先達がロングステイ好適地と推奨している施設に3泊で体験入居した。正式名称
は長庚養生文化村といい台湾最大の病院「長庚病院」のオーナーが経営している老人ホームである。
 広大な敷地の中に建物が点在している。現在入居しているのはA 棟(706 室)のみで、今年末からC 棟(1,362 室)の募集を開始する。更にこれから建設するB 棟、D棟を含め合計3,800室の規模である。
 結論から言うと老人ホームとしては大変満足度の高い施設であるが、ロングステイには不
向きである。問題は外国人は入居出来ず、入居する場合は体験入居しかない。体験は1 ヶ月が限度で2回の延長が認められるが、それ以上はダメ。
 ロングステイには無理だが、老人ホームとしては理想的な施設なので、その概要を紹介したい。日本にこんなものが出来たら何を差し置いてでも入居したいと感じた。
1 部屋の広さは14坪と22坪の2種類あり、どちらも十分と感じた。
2 館内は共有スペースが大変広く、無料のアクティビティも豊富に用意されていて、元気な
 人であれば老後を謳歌出来る。
3 無料講習講座:パソコン教室、スカイプ、日本語会話、英会話、写真教室、ピアノ、二胡、書道、油絵、水墨画、書道、手話、木工、ダンス、麻雀、日本歌謡など
4 無料施設:ジム、卓球、撞球、麻雀、カラオケ、図書室、礼拝堂(仏教、キリスト教)
5 レストランには沢山の料理が並べられ、好きなものを皿に入れてレジで清算(重量で計算)。
滞在中の食事は朝、昼、晩共に1 人1食当たり50~70 元(170~250 円)であった。安い!
6 入居条件は元気な人であるが、入居後に病気になったら病院棟に移され、最後まで面倒を見てくれる。
 以上見てきた通り実に素晴らしい充実ぶりである。しかも入居代は部屋にもよるが3~4万
元/月(10~14万円)と滅法安い。しかも入居金は部屋代の1年分だが退去時には全額返金される。これと似た設備は日本にもサンシティ他いくつかあるが比較にならないくらい高い。
 あぁ、羨ましい!
 
画面手前がA 棟、白いのがB 棟(未完成)、画面奥がC・D 棟(D棟は未完成)
 
上)広いリビング 下)閉店間際で売り切れ多い 上)ダイニングキッチン 下)7-11もある
 
ジム 仏堂               パソコン教室 毎朝太極拳や体操をしている


7.サイクリング
 以前にも紹介したが台湾は自転車専用道の整備に力を入れている。下記写真の 56 ページの小冊子には代表的な 53 のコースが紹介されている。
 http://map.taiwan.net.tw/ebook/2013_bicycle_jp.html
 それ以外にも各地に大小様々なコースが無数に整備されていて、サイクリング好きには堪らない。
 これも高雄通信で紹介したが、台北と高雄の主要な MRT(地下鉄)駅前にはレンタル自転車スタンドが整備されていて、クレジットカードで自由に借りられ、どこに返しても良いので実に便利である。しかも 1 時間無料というサービス。
 我々も何回かサイクリングを楽しんだが、台中での様子をロングステイクラブ(LSC)会員安楽氏作成の動画でお楽しみ下さい。

《安楽さんの動画》
https://www.youtube.com/watch?v=cOq3C-DnTuE&list=UUkIiOUS3pJ0MmJQ9h8MoZBw#t=29 

 
サイクリングコース紹介の小冊子(56 ページ)   高雄にあるレンタサイクルスタンド

8.台湾の葬式に参列
 台湾で大変お世話になっている方のご主人が亡くなられ、葬式に参列した。台湾では葬式の日柄に拘るので、亡くなってから葬式までに 1 か月程度かかることも珍しくない。今回は亡くなって 11 日目の葬式で大変早いのだそうだ。
 葬式までの間ご遺体は葬儀社で冷凍保存される。今でも金持ちは自宅に冷凍保存設備をそなえているとのこと。
*最近日本でも香典を辞退するケースが大半だが、今回も辞退されたが供花は受けてくれた。
*日本と大きく異なるのは服装。参列者は普段着で中には G パンにサンダル姿もいる。親族は黒いガウンを被っているが、ガウンの下は G パンなど普段着で、それが丸見え。
*供花やお供えなどは日本と殆ど変わらない。
*やや異なるのは日本の焼香に当たる儀式。日本では代表焼香の後に全員が 1 人づつ焼香するが、こちらでは団体ごとに呼び上げられ全員が整列して代表者が焼香儀式をする。代表者は葬儀社の差し出すお花と果物を供える。そのお花と果物は最初から最後まで同じものが使用される。
*焼香儀式も葬儀社がご遺体への礼、親族への一礼など全て指示し、シンミリとお参り出来る雰囲気は全くない。
*焼香が終わったらそのまま解散し、日本のようにご遺体を見送ることはしない。また参列者がご遺体に対面する儀式もない。
*参列者の一部は指定されたレストランに行き食事が供される。食事では個人を忍んでの話など全くなく、普通の宴会である。「ところ変われば品変わる」とはよく言ったものである。

 
葬儀風景、団体ごとの纏まって参列する。服装は普段着、右側に男性親族、左は女性親族
 
会場では故人を忍ぶ映像が流れていた。音楽は何故か「千の風になって」が使われたいた。
 
祭壇のバックは般若心経             献花(日本の焼香)は全て葬儀社の指示で機械
                         的に進められ、シンミリと拝むことは出来ない

9.交通事故
 台湾の人は実に人が良く親切である。ところが車に乗ると人が変わるという。交通マナーはお世辞にも褒められない。台湾への同行者には常々「青信号でも安心しないように」と口酸っぱく注意している。その注意している張本人が単車にはねられた。幸い打撲だけで済み、医者に行くこともなく事なきを得たが、格好悪くシャレにもならない。
 交差点で信号がが青になったので一歩踏み出した途端にはねられた。原因はある建物を探しながら歩いていたので、左右を確認せず踏み出したためである。通常は青信号でも必ず左右を確認して渡るのだが、探す建物に気を取られ思わぬ不覚をとってしまった。恥ずかしい!
 逆説的だが小さい交差点では赤信号で渡るのが一番安全である。理由は赤信号なら緊張感を持って安全を確認して渡るからである。青信号はつい気が緩むので要注意なのだ。

 
 横断歩道を青信号で渡っていても右折のバイクは突っ込んでくる
 
10.林百貨店
 7 月 11 日友人のN氏と歴史の宝庫台南へ行った。N氏が「林百貨店が 1 ヶ月ほど前に再開業したので見に行こう」と誘ってくれたからである。
林百貨店は 1932 年の開業で当時台湾初の本格的なエレベーターを擁する近代的ビルで、百貨店が面している末広通りは当時台南の銀座通りと言われていた。
再開して 1 ヶ月が経過している平日にもかかわらず、今でも入場制限をするほどの盛況振りであったが、買い物よりも写真を撮る客の方が多かった。
館内は日本ムードが満ち溢れ、デザインも古き良き日本時代の郷愁をベースに展開されていた。「日本」ブランドを前面に出すことで顧客の支持が拡大する現在の台湾を象徴するような林百貨店の再開業ではある。

 
左:開業当時、右:現在の林百貨店(映像はウイキペディアより拝借) 
 
賑わう店内                            屋上風景 
11.面白スイカ
 台南で有名な果物屋がある。小さな店だがいつも混んでいる。その店で面白いスイカを見付けた。豚やアヒルなどを模って形を楽しむもの、誕生日の祝いや母の日のメッセージを書き入れたものなど多様なものが用意されている。
価格は600元(2,000円強)で、価格・大きさとも手ごろでお祝い事には面白い趣向であろう。日本でもメロン・桃・リンゴ等に個人の名前や寿・感謝・復活等の文字を入れたものは出ているが、スイカの形を変えたり文字を入れたものは見ていない。
人間豊かになると考えることが次第に歪になって行くものらしい。それを「文化」としたり顔で言う輩も多い。

 
小さな店だがいつも混んでいる。
 
変形スイカの数々                右下:人気のカキ氷、舌触り抜群
 
 日本でも見られるが高い
12.中国語講習
 台中滞在中週1回の中国語研修をしている。講師代は振英会館が負担してくれている。合計4回では何ほども身に付かないが、それでも基礎の基礎を教えてくれるので大いに参考になる。講師の教え方は大変上手でこんな先生についてみっちりやればかなり早く習得出来るに違いない。
 中国語学習だけでなく、先生を囲んでの事会食も3回行った。2回は先生がご馳走してくれたのだが、2回ともスポンサーと思しき人が来ていて、こちらの気分もいくらか楽になる。お返しにこちらも先生とその同僚の先生2名を招いて感謝の食事会をした。3名とも日本語が堪能で話は尽きることがない。
 来年の再会を約し、更には北海道での交流、来年のゴルフ交流等の話も出て大いに盛り上がった。更に日本人のリタイア族で技術を持ち合わせている人の講演会の依頼まで飛び出し、思わぬ交流の輪が広がり、来年の再会が楽しみになった。

 
中国語講習風景
上:謝恩パーティ
下:左端が講師の同僚黄先生
上:真ん中が講師の楊先生 
下:赤シャツが講師の同僚の林先生
13.太極拳講習
 中国語と並んで太極拳も週1回の講習を受けている。こちらも講師代は振英会館の負担。
この講習は5月の台中滞在組も6月滞在組も受講した。場所は振英会館内に幾つも部屋があり、その内の一つを使用させていただいた。
 全く初めての純粋初心者だが、以前から将来の健康維持手段として大変関心があったので、大いに参考になった。今後の取り組みの糸口が見え感謝している。
 講習は先生が説明しながら模範演技をし、それを真似るというスタイル。説明には通訳が付くがなかなか理解しにくい面が多々ある。それでもスポーツの世界は言葉の壁は低く、どうにか目的は達成出来ている。
 台湾では早朝街の至る所で太極拳のグループがやっている。日本のラジオ体操グループといった趣である。当然のことながら高齢者が多いが、彼らの健康維持に果たす役割も大きいに違いない。
 残念だったのは前期(A 班)は15名の受講者が最終回には約半分になったことである。
これは脱落者が出たというのではなく、各自計画している観光とダブったためなのだが、講師の気分を害し大変申し訳ないことをした。

 
上:前期(A 班)  下:後期(B 班)
14.台湾 年輩者 の想い
 台湾では年配者年配者との付き合いが多い。彼等は日本語が出来るし、 日本人と接して日本語を話したいという願望もあるからである。 交流している年輩者グループの一つに「台日(海軍)海交会 というのがある。 元日本海軍の一員として活躍した人達のグループ である。その 1人Lさんは日本時代の遺品を収集していて自宅で保存している。このままでは折角の収集品が朽ち果てると心配した関係者が近々小規模ながら博物館を作って保存 する計画を進めている。
彼等は相当な中国嫌いの日本贔屓である。 彼の自宅に行ったとき面白いイラストが置かれていた。現在の馬英九総統の中国寄りの姿勢を痛烈に皮肉ったものだが、現在の台湾中南部の人たちの気持ちを見事に表現している。これを新聞で公表すると相当のインパクトがあると思うのだが・ ・。 私の嫌いな朝日新聞なら掲載してくれそうだが、 台湾にはそんな新聞社は存在しないのだろうか?

 
訳文 胡主席 私の貢物の準備が整いました!ご笑納下さい。
(犬は台湾の馬英九総統 )


15.客家文化
 台湾には独特の文化を持つ客家(はっか)が沢山住んでいる。彼等のルーツは紀元前10世紀ころまで遡りもともと漢民族で古代中国の王族の末裔が多いとされている。彼らは戦乱に追われて南へ南へと移動し、現在は中国南部の関東省、福建省、広西省などの山間部に多く住んでいる。そのうちの一部は台湾に住み付き、独特の言語や文化を維持している。
 台湾には世界で唯一客家のTV局があり、街には客家料理という看板も多く、台湾でしっかり根を張っていることが読み取れる。
 客家は北から戦乱に追われて逃れてきた難民で、独特の文化と相まって土着している民族との摩擦が絶えない。彼等は身を守るため質素・倹約・勤勉がモットーで教育熱心である。そうした厳しい環境が人を育てるのか、客家出身の有名人は驚くほど多い。
孫文、宋慶齢・美齢、朱徳、葉剣英、鄧小平、李鵬、李登輝、タクシン、リー・クワンユー、ゴーチョクトン、コラソン・アキノ、ベニグノ・アキノ・・・・。それにしてもこれほど多いとは驚きである。
 厳しい環境といえばユダヤもそうであろう。日本も幕末から明治にかけて有能な人材を輩出した。その反面厳しい環境に押し潰された国や人の方が圧倒的に多いのも事実なのだが・・・。
 更に詳しくお知りになりたい方は次のURLでどうぞ。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%AE%A2%E5%AE%B6%E4%BA%BA%E3%81%AE%E4%B8%80%E8%A6%A7
 
石岡にある客家文化館の一部
 
石岡土牛客家文化館模型 
 
客家の伝統文化継承の努力が続けられている 

16.新しいステイ先 宜蘭(その1)
 宜蘭県政府の(以下政府)招きで宜欄へ1泊2日で行った。食事・宿泊はこちら持ちで、案内と車は政府が2日間提供してくれた。同行は台北在住でロングステイクラブ会員の頼さんである。
 訪れたのは主として民宿とレジャー農園である。こちらの目的は次なるロングステイ先を探すこと、政府の方は宜欄の良さを見せて日本のロングステイヤーを誘致したいためである。
 宜欄には民宿が3,000軒以上あり、立派な民宿が目白押しである。また、レジャー農園と呼ばれる施設が至る所にある。政府の方針で農家はレジャー農園を併設し収入の多角化によりその安定を図るよう政府が誘導しているためである。
 宜蘭には緑豊かな自然、有名な礁渓温泉、多くの泉や湖、1000年を超えるヒノキ林、ユニークな体験が出来る多様なレジャー農園、整備されたサイクリングロードにハイキングコース、ゴルフ場、広大な運動公園等々魅力たっぷりの地域である。3,000軒超の民宿を支えるに足りる観光資源があることは間違いない。
 ロングステイの魅力はあるが決定的に不足しているもの、それは移動手段である。もう一つ不足しているもの、多くの民宿はキッチンとクローゼットがないことである。これは短期観光客がターゲットなので当然といえば当然であるが、ロングステイには辛い。

 
観光資源にはこと欠かない

 
上左 礁渓温泉の玄関口の駅               上右 世界三大冷泉の一つ蘇澳冷泉
下左 広大な運動公園                     下右 駅前の足湯 


  
17.新しいステイ先 宜蘭(その2)
 今回民宿10か所、レジャー農園5か所を見て回った。どこの民宿もロングステイヤー受け入れには意欲的で、「どうすれば来てくれるか?」と行く先々で質問を受けた。答えは移動手段に関する要望が中心で民宿の設備面での要望は殆ど出さなかった。
要望を出してそれに応えてくれても我々が送り込める訪問者の数は極めて僅かなので、と
ても彼らの思いには応えられず、無責任になるからである。価格も聞くことは聞いたが同じ理由でこちらの要望は一切出さなかった。
 これだけの素晴しい地にロングステイしない手はない。ではどうするか。
*バスと自転車を組み合わせるとかなりのところへ行けるのではないか?
*またTARP(銀髪族協会)と宜蘭県政府のサポートもある程度期待出来ないか?
*そして何よりも投宿する民宿のオーナー家族のサポートも期待出来そうである。
 色々と考えた末1軒の民宿に絞って今後色々と交渉し、ある程度折り合いがつけば試験的に少人数でステイしてみる積りである。詳しい条件は次回で。

 
素晴らしい民宿が至るところにある。宜蘭県で3,000軒を超える民宿がある。

 
素晴らしい民宿

  
18.新しいステイ先 宜蘭(その3)
 色々と考えた末 1 軒の民宿に絞って今後色々と交渉することにした。
*価格 朝食付き、光熱費込で 27,000 元/月(95,000 円)を目途に交渉する。
*設備 
 ○キッチン 共同でも良いので整備してもらう。
 ○収納  ほぼ揃っているが不足分は補充してもらう。
 ○インターネット 各部屋に wifi あり問題ない。
 
*ゴルフ
 ○ご主人はシングルで彼や彼のゴルフ仲間が付き合ってくれそう。
 ○送迎も少人数ならその人たちがしてくれる。
 ○但しゴルフ代はキャディ・カート付きで 2,500 元(≒8,800 円)と必ずしも安くはない。
 ○民宿に鳥かご式のゴルフゲージがあり、ご主人のレッスンも期待出来る。

*その他
 ○娘さんは日本語が出来、夜は彼女の日本語グループと日本語・中国語を相互に教え合う交流が期待出来る。
 ○付近に食事場所やスーパーはないのが難点。代案として考えられるのは徒歩 15 分のところにバス停があり、  無料バス(30 分に一本)で町まで出ることは可能。バス停までは自転車を使うことも可能。
 ○無料バスで駅まで行けば、観光地へはバス網がかなり整備されている。
 ○徒歩 10 分くらいのところに広大な運動公園があり、散歩コースには事欠かない。
 ○付近にサイクリングコースが数本整備されている。
 ○付近にレジャー農園が多数あり、それぞれが特徴ある DIY メニューを沢山揃えている。 

 
 次回宿泊予定の民宿入口                      周辺風景           
オーナー夫婦                    ゴルフ練習場、最近は使っていない様子


 
      5部屋分の共有スペース                  キッチンは「これから綺麗に整備します」とのこと

  
 
 宿泊予定の部屋(朝食付・税さ込で 1 部屋 2 人で 95,000 円程度)

 
宿泊予定の部屋 

 
 宿泊予定の部屋

19.経費報告 完
最後の恒例により夫婦 2 人/75 日間で使った経費をご報告します。

(1NT$=3.5 円で計算)

滞在費 (円) その他経費 (円)
食事費 142,300 航空券 61,300
観光・交通費他 103,300 自宅~関空 taxi 代 8,500
コンドミニアム 304,800 台湾へのお土産 60,000
日本へのお土産 30,700
合計 550,400 合計 160,500


①昼食 1 食当り 480 円  夕食 1 食当り 710 円 
 朝食や果物も含め 1 人 1,500 円/日程度(夫婦 2 人で 3,000 円/日程度)
 食事費合計が少ないのは観光代に含まれたり、振英会館が負担してくれたため。
②滞在費は宿泊・食事等全て込み・夫婦 2 人で 7,400 円/日
 滞在費も振英会館が観光代等かなりの部分を負担してくれた為安くなっています。     



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