コタキナバル滞在記

20年ぶりのコタキナバル訪問 その2
2007年12月15日〜2008年1月9日   松木 勉/和子
キナバル山(神の山)
標高4101m(諸説あり)

マレーシアで最初の世界自然遺産


KKの水道水はここの水です。
キナバル登山も盛んになっている。 娘は日本人学校4年と5年の時の2回登っている。 ガイド付きで山小屋に泊って2泊3日で登るのが一般的で(今は3泊4日というのもあるらしい)防寒をしっかりしておけば子供でも年配者でも登れます。雪は降らないが氷が張っていることもあるらしい。
ここにもゴルフ場があってパンフレットによればプレーフィは60リンギットとあるが(要チェック)、交通の手段が無いのでタクシーをチャーターして行くしかない。 以前のレイアウトが変わっていなければ出だしの3ホールはドドッと打ち下ろしで最後の3ホールは打ち上げのホールが続いていた。 標高1200〜1300mの所にあり、涼しくて晴れた日に見えるキナバル山は覆いかぶさってくるようで迫力満点。

食事にお出かけ。


Aさんに教えてもらった麺の美味しいオープンエアーのお店
。 子供達ももりもり食べる
KKでは食べる所には困らないが、そこに行くまでが大変。 信号はあるのだが遠回りになるのでついつい道を横切ってしまうのだが車が多い上にみんな飛ばしてくる。 あっちこっちに走り回ろうとするちびっ子を掴まえて手を引いて車の合間を縫って横断するのに何時も大汗をかいた。
オープンエアーのお店は2−3軒の食べ物屋が入っていることが多く支払いは別々にする。 店員が忙しくて支払いをしようと呼んでも中々来ない時は、がたがたと椅子を引いて帰るふりをすると各店の子があわてて集金に飛んで来ます。
食事風景
中華料理 宿舎で自炊 スチームボート イタリアン 飲茶(ヤムチャ)
KKでは中華料理を始めマレーシア料理などが安く食べられます。これ以外にも大きなショッピングセンターの地下にはフードコートがあって軽く食事をしたり、テークアウトで持ち帰っておかずの一品にすることも出来る。海岸沿いにはシーフードレストランなどが並んでいる。
でも昔は木材輸出で儲かっていたので、「金のある所に美味しい中華料理あり」で香港などから腕の良い料理人が来ていて、田舎町のわりには美味しい店が多かったのにそういう美味しい中華が少なくなっていた。
マレーシアは英国統治の名残りで車は左側通行。 KKでは中心部の道路は昔と殆ど変わっていない(街中は狭いので拡張できない)のに、車は非常に増えているので交通渋滞が酷くなっているし渋滞が無い時は車はスピードを出して走ってくる。
このためレストランなどに歩いていく時は道路の横断に気を遣うのだが、歩道の状態も悪いので(溝のコンクリート蓋が割れて落ちていたりする)左右をきょろきょろ見るだけでなく、足元にも注意する必要がある。

タクシーは街中だけなら6リンギット位(約200円)で行けるが、運良く通りかかった空車以外は流しのタクシーは居ないので、タクシーステーションに行くかホテルやレストランで呼んでもらう必要がある。 これも渋滞の時は来るまで気長に待ちましょう。


基本的には誰でも英語が喋れるので片言の英語で十分通じます。

ショッピングセンターのクリスマスイベント。 美少女達に囲まれてちょっと緊張。


手にペインティングをしてもらって。
ここではクリスマスは宗教行事ではなく一つの商業的イベントとして定着しているという感じ。 逆に1月1日の正月は休日にはなるが拍子抜けするほど何もない。 賑やかなのはモスレム正月と旧正月。 

特に旧正月ではお金持ちの中国人の家はオープンハウスと称して友人知人はもとより近所の人でも無礼講で勝手に入ってきて飲み食いして構わない。 沢山の料理の横にはヘネシーのXOがダース箱で山積され、その内お客の中国人と日本人同士で「乾杯!カンペー!」の一気飲みが始まるが、大体倒れているのは日本人で、中国人には桁外れにお酒の強い人が多くて太刀打ちできない。 ここではお酒にも陰陽があって「ウイスキーは体を冷やすから」と言って飲まず、ブランデーが主流。

モスレム正月にも招待されたことがあるが、料理は一杯有るのだが宗教上の理由でお酒は駄目。 代わりにソフトドリンクが山のように出てくる。でもビールなら何本でも飲めるのにソフトドリンクはそう何本も飲めない。見かねたホストがこっそりビールを一缶くれたが他のお客さんの手前大っぴらに飲むわけにもいかず、コーヒーカップに入れてチビチビ飲んでいたら、足元に隠した缶を誤って蹴飛ばしてガラガラと大きな音でバレるし大事なビールはこぼれるしと酒飲みには辛い正月だったことも。
買物風景
フィリピンマーッケットにて ガヤ通りのサンデーマーケット サンデーマーケットにて サンデーマーケットにて
KKのお土産としては特に珍しいものはありません。 海(島での海水浴やダイビング)や山(登山やトレッキング)の自然を楽しんで下さい。 またゴルフ好きにとってはKK市内や近郊及びサバ州各地にゴルフ場があります。買物ならフィリピンマーケットでは東南アジアの何処でも見られるような手作り?の小物を扱うお店が一杯入っているので、暇つぶしにどうぞ。 日曜日毎に開かれるガヤストリートのサンデーマーケットも以前に比べ規模も大きく人出も多くなっていて内容的にも日本では見られないものもあります。  

余談ながらガヤストリートの中国式の門のある側から50mほど入った右側に見た目はあまり奇麗ではないが美味しい麺の店がある。 店の名前は忘れたがいつも満員で行列ができていたりするのですぐ判ります。 特にラクサミーが美味しいが材料がなくなると閉店となります。 ただここに行く時も道の横断には注意して下さい。

サバ州は観光に力を入れているので大型の観光船も寄港するようになった。

右 宿泊したマリナコート。
KKでは海岸沿いのマリナコートに宿泊した。(隣のプロムナードホテルと同じ系列)。
一部屋三寝室を二部屋借りたが費用は約18万円/部屋/月で家族(3家族/部屋)当たり6万円/月となった。 (電気代は別で約1ヶ月で3千円/部屋くらい。 また部屋代はシーズンや契約期間によって異なる。 部屋のタイプは全戸3寝室))

2人分 25日間の総費用概算は 宿泊費 6万円 + その他一切の費用 13万円 = 19万円  (航空運賃含まず)

マリナコートは外見はなかなか立派なのだが トイレや風呂の水周り、部屋の掃除とか気になりだしたらいろいろ問題あり。 基本的にはまだ長期滞在に対応していないので台所の設備・備品がお粗末。 部屋にあるものは2口のガスコンロ(プロパン)、冷蔵庫、トースター、中華なべ/普通のなべ各1、コーヒーカップ5セット、大皿2枚、深皿1枚、フォーク/ナイフ/スプーン各5本などと三寝室ある割には食器類が少なく、我々のように長期で自炊することの多いケースでは困った。 足りない食器類は街の荒物屋でプラスチック製の安物を調達した。一番困ったのが電子レンジが無いことだったが、幸いAさんが自宅の電子レンジを貸してくれたので助かった。 

電子レンジなどは賃料とか保証金を払ってもよいので用意して欲しいのだが、現状地元やブルネイなどからの短期の客が多いので長期滞在への対応は疎かになっているような感じ。 ここには分譲の部屋もあって日本人の方が2−3組部屋を持っておられるとのことだった。 


ホテル以外で長期滞在を考えるのであれば、他のクラブの情報などをもう少し集める必要がありそう(街の北部にあるリカス・スクエアは2寝室・3寝室のタイプがあって設備はもう少しよいとの話でここにも長期滞在されている家族が何組か居られるらしいが未確認)

20年振りの訪問で大きく変わった部分もあり変わらない部分もあったが、、どうしてものんびりとしていた昔と比べてしまうのでノスタルジーを基準に今がどうだこうだと言えませんが、孫達はまた行きたいと言っています。

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